Posted on 2012.03.15 by MUSICA編集部

[Champagne]川上洋平:ライフストーリー

■一番最初の音楽の記憶って、どういうものですか?

「ちゃんと音楽だって認識して聴いたのは、たぶんアニメの主題歌とかですね」

■何歳ぐらいの時?

「幼稚園の時。『ちびまる子ちゃん』とか『ムーミン』とか、アニメじゃないけど『ウルトラマン』とかいろいろ観てたんですけど、番組自体よりも主題歌のほうが俺にとっては重要で。頑張って覚えて、ずっと歌ってましたね。幼稚園のお遊戯会で紙芝居を作ったんですど、その時もちゃんと主題歌から流しましたからね。他の子達の紙芝居は『ウルトラマンがやってきました』とかで始まるのに、俺のはちゃんと『ウルトラマン』っていうタイトルのところで『♪タンタタタターン』って鳴って曲が流れるっていう(笑)。むしろ、物語よりもその部分に力を注いでた。ま、見てるほうはポカーンでしたけど(笑)」

■それって自分で歌ってたの?

「いや、歌わなかったです。歌うのは好きだったんですけど、人前で歌うのは恥ずかしくてダメで。だから紙芝居の時も自分では歌わずに、録音しておいた主題歌を流したんですけど」

■日常的に音楽が鳴ってる家庭だったんですか?

「鳴ってましたね。兄貴はロック好きだったし、姉貴もカラオケ大好きだったし。親父はそんなに音楽聴かないんですけど、母親は歌謡曲とか結構聴いてたし……とりあえず、常に音は鳴ってたような気がします」(続く)

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.14 by MUSICA編集部

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MUSICA編集部

Posted on 2012.03.14 by 有泉智子

今も3人は、光の中を駆けている

MUSICA4月号にて、andymoriの取材を行った。
前号の表紙巻頭に引き続いてのインタヴューで、
テーマは、土壇場になって『光』を録り直すことになった経緯と、
その後のレコーディングの進行状況、そして今の心境などについて。

まだ歌録りは終わってないけど、メンバーみんな、すっきりした顔してました。
特に壮平。迷いのない、いい顔をしてた。
きっといい歌が録れてるのでしょう。
音楽とエンターテイメントについての話が面白かった。
というか、とてもアンディらしかった。
たくさんの人に読んで欲しいな。

写真は前号、表紙巻頭撮影時の1コマ。
この3人は、何故かジャングルジムがよく似合う。

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.14 by MUSICA編集部

ASIAN KUNG-FU GENERATION、ロックバンドの気概を高らかに鳴らす

『2012年4月号 Vol.60』 P75に掲載

今ロックンロールで歌いたいことって2個しかなくて。
「音楽があったら大丈夫さ」っていうことと、「気に食わねぇもんは気にくわねぇ」ってちゃんと中指立てること。それだけあったらいいと思ってる

■『マーチングバンド』の時から感じてることなんですが、今のアジカンは非常にいい形でロックバンドの青春性が戻ってきている感じがあって。今回の曲も、アップテンポのロックナンバーではないんですけど、どうしようもなく蒼いエモーションを掻き立てられる楽曲なんですよね。まずはこの曲がいつ頃生まれたもので、どういうモードの中でここに向かってきたのかから伺えますか?

後藤正文(Vo&G)「今日はね、潔が語るらしいです」

喜多建介(G&Vo)「そうそう、今日は任せてくれって言ってたんですよ」

■おっ、じゃあ潔さんお願いします。

伊地知潔(Dr)「……そう思ってさっき制作メモを見たんだけど、俺のことしか書いてなくて」

後藤「なんだよそれ!」

伊地知「ドラムのことしか書いてなかった(笑)。……できたのは、12月にやったプリプロの時で。喜多くんが持ってきたギターリフをみんなで広げてセッションして、そこからできた曲なんですよ。というわけで、喜多くんの曲です」

喜多「正確にはギターリフというよりは、コードなんですけど。この曲、基本的にコード進行ずっと一緒なんですけど。自分の好きな和音があって、その和音の感じを持ってきたんです。それであとはみんながいい感じに広げてくれたっていう」

後藤「だから建さんが持ってきた時は、メロディもなんもない状態だったんですけど」

喜多「みんなで『誰かネタない?』みたいな、いつもみたいな感じになって、『ほんとにこれぐらいしかないけど』って出して。自分達のスタジオに、自分のギターフレーズをいくつか入れてるやつがあって。それをたまに聴き返したりするんですけど、その中にあったひとつのネタだったんですけど……まぁ曲にならねえだろうなと思って出して(笑)」

後藤「『どうせお前らできねえだろ』ぐらいに思ってたんだろ! できるよ、しかもシングルまでに!」

喜多「はははは。でも、こんなに凄くしっかりした曲になるとは最初は思わなくて」

山田貴洋(B&Vo)「いい加減な気分で出してたんだ(笑)」

後藤「そういうネタ、ほんとは出しちゃダメです」

喜多「いや、いい加減な気分ではなかったけど!」

■刹那の衝動やエモーションをどんどん重ねていきながら、それが最終的に大きなドラマ性と感動を呼び起こしていく曲だと思うんですけど。最初にその和音をイメージした時から、こういう曲のイメージみたいな感じはあったんですか?

喜多「いや、全然なかったです。だんだんドラマチックになっていくっていうのも、みんなでやっていく中でそうなっていった感じです。でも1回、俺の好きなそのコード進行も変えられたんですよ」

後藤「そうだっけ?」

喜多「なった。これなしにしよう、みたいになって。でもやっぱり最終的に1周して戻ってきて、この形にしてくれたんです……」(続く)

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.13 by MUSICA編集部

くるり、韓国レコーディング潜入!

2012年4月号 Vol.60』 P66に掲載

くるり、今度のレコーディングはなんと韓国!!
その意図は? 今のモードは?
新体制になって初のアルバム制作現場に潜入!
まだ誰も知らない新たなくるりを最速レポート&
2012年第一声インタヴュー奪取!!

昨年6月、「ほんまにニューバンドみたいな気持ちなんです」と興奮した様子で5人組バンドになることを宣言し、ファンには衝撃と戸惑いを与えつつも、バンド史上最も大きな転換期へと飛び出していったくるり。

その後、夏フェスから京都音博まで精力的に各地のステージを渡り歩き、昨年11~12月には上海&韓国でのライヴも挟みつつのワンマンツアー「湯気湯気帝国」を完遂。ようやく5人のグルーヴがいい感じで形になってきたなと手応えを感じ、新作への期待が高まってきたところに、年末になって早くも新ドラマーの脱退が発表されるという、再び衝撃の展開に――。正直、「おいおい、大丈夫なのかくるり!?」とその状態を案ずる人も多かったと思うし、実際、私自身もそのひとりだった。

そんなくるりが、遂にニューアルバムのレコーディングをスタートさせるという。しかも、今回はなんと韓国でレコーディングをするというのだ。くるりが海外でレコーディングすること自体はほとんど毎度のことなので驚かないが、しかしその地に選んだのが韓国とは! そもそも日本のバンドが韓国でレコーディングしてくるなんていう話はこれまで1回も聞いたことがない。

一体、何がどうなってるんだ!?といても立ってもいられなくなり、本誌校了を目前に控えた3月2日~3月3日、韓国はソウルにてレコーディング中のくるりに突撃してきた。

★3月2日、ベーシック録音@馬場(マジョン)

3月2日17時。ソウル東部に位置する馬場という地下鉄の駅から徒歩2秒のところにある(階段上がって地上に出たら、ほんとに目の前だった)スタジオに到着。レコーディングスタジオというよりも町の不動産屋さんみたいな趣が強い入り口に一瞬不安を覚えたのだけど、中に入ると意外にも広い。

メンバーはまさにベーシック録りの真っ際中で、スタジオ内で演奏中。コントロールルームに行くと、スタッフ陣が真剣な表情でその様子を見守っている――と、その中のひとりから「お、いらっしゃい!」と声をかけられる。

声の主を見ると、そこにいたのはbobo。あれ、ドラマーなのになんでこんなところにいるの? あっち行って叩かなくていいの?―――いや、よいのです。今回のドラマーは、あらきゆうこ。boboはなんと、共同プロデューサーとして参加しているのだ。boboに順調?と訊くと、「今日は今のところ順調だけど……いやぁ、大変だね」と苦笑混じりの返答が。何が大変なのか訊こうと思ったところで、ちょうどメンバーが出てきた……。(続く)

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.12 by MUSICA編集部

[Champagne]、日本のロックの新時代を担う決定打!

ニューアルバム『Schwarzenegger』全曲解説インタヴュー&
川上洋平の半生インタヴューで、その革新のすべてを紐解く
!!

『2012年4月号 Vol.60』 P25に掲載

遙かなる世界の頂きに、自らの旗を立てるために――
確信と革新をもって見事「王道」を射抜いたアルバム『Schwarzenegger』。
この[Champagne]渾身の勝負作を、初の表紙巻頭にて祝撃す!
そう、ロックはいつの時代も、生への渇きと飽くなき野心、揺るぎない信念とロマンを抱いた眩い才能によって、何度でも、何処までも更新される

■本当に素晴らしいアルバムです。アルバム資料の中で白井くんがこのアルバムを「革新的な王道」と呼んでるんだけど、私が感じたのもまさに同じことで。まずは自分達にとってこのアルバムはどういうものなのかから聞かせてください。

白井眞輝(G)「王道って普遍的なものですけど、でも変わり続けなきゃいけないと思うんですよ。かつて王道って言われてたものを今やっても王道とは言われない、パクリって言われるだけで。だからと言って、キワいことだけやっても王道にはならないし。本物の王道って、曲がいい、音がいい、歌がいいっていう普遍的なものに、自分達にしか出せない今の新しさ、革新的な部分を入れられたものだと思う。で、これはそれができたアルバムだと思ってて」

庄村聡泰(Dr)「俺は、ようやく来た[Champagne]のファーストアルバムって感じです。個人的にメンバーとして0から100までじっくり制作に当たることができた最初のアルバムだってこともありますけど、メンバー間のコミュニケーションにしても、ここまで密接にガチッと絡み合いながらやれたのって初めてで」

磯部寛之(B)「そこも含め、本当に[Champagne]らしい、このバンドの根本的な気質が剥き出しになった1枚になりましたね。俺らって、自分達が『こっちのほうがいいかも』と思いついたら、それをやらずにはいられないタイプなんですよ。今回のアルバムの制作は、まさにそんな感じだった。アレンジも曲自体も、やっていく中でポンポン変わっていったし、それがいろんな意味でアルバムを育てていったんですよね。洋平っていう作曲者を始め、[Champagne]の性格が思いっ切り出たアルバムだと思います」

■洋平くんには前号で完成3日後にインタヴューさせてもらったんだけど、改めてどう感じてますか。

川上洋平(Vo&G)「今みんなの意見を初めて聞いたんですけど、俺も全部同じ気持ちで。そこも共有できてることがわかって嬉しかったんですけど。もうひとつあるとしたら、[Champagne]がやっと音楽を理解できたアルバムだってことですね。メンバー全員が、日常の喜びとか悲しみとか怒りとか、そういう自分の人生の中から生まれてくるものを瞬時に捉えて音にするってことができたし、しかもそれがマジで凄いものだったっていう……ほんと、それぞれがお互いの予想以上のものを出してきたんですよね」

庄村「メンバー同士の切磋琢磨は凄かったと思いますね、ほんと。でも意識してそうしていったというよりも、[Champagne]というか、音楽っていうデカいものに引っ張られていった感じで。だから自分達ではよくわかんないんですよ、何が違ったのかとかどうして飛躍できたのかとか……」(続く)

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.12 by 有泉智子

誰のシルエット?

who

次号MUSICA用の写真のアザーカット。
さて、誰のシルエットでしょう?
前にtwitterで上げた時、ひとりだけ正解した方がいらっしゃいました。
シルエットだけじゃ難しいとは思いますが、
でも私、この写真大好きなのです。

正解は、また近々。

Text by 有泉智子

MUSICA4月号は3月15日発売!

Posted on 2012.03.09 by 有泉智子

[Champagne]撮影裏話

編集部はMUSICA4月号の校了真っ直中。
表紙巻頭はすでに告知している通り[Champagne](初!の表紙巻頭です!)なのですが、
撮影は都内から2時間くらいのスタジオと、隣接する砂浜の2シチュエーションで行いました。
雨男の存在故に心配されたお天気も、
有泉が1週間空に向かって「晴れろ~晴れろ~」と念じ続けたのがよかったのか、
はたまたメンバーの日頃の行いがよかったのか、見事な快晴! 
しかも雪が降った後だったので、空気も澄んでいて光も綺麗!
冬の、しかも平日のお昼ということで、ほぼ無人の砂浜でスムースに撮影ができました。

なんだけど。

波打ち際を歩いてたメンバーから、突如「うぉーっ!」という歓声が。
何ごとかと思って興奮気味の彼らの視線を追うと、そこにいたのは。。。

なんと遠くから3頭の馬がこちらに向かって悠然と歩いてきたのです!
時代劇の撮影かと思うほど様になっていたそれは、
どうやら近くの厩舎の人が散歩(っていうのかな?)させていたみたい。

そんなわけで、馬に向かって無邪気に手を振るメンバーの様子を1枚。

写真、めちゃくちゃカッコよいので期待しててください!
(馬と一緒に写った写真はないですけど)

Text by 有泉智子

MUSICA4月号は3月15日発売!