Posted on 2012.09.20 by MUSICA編集部

Superfly恒例、アルバム発売記念フリーライヴ

18日発売のMUSICA10月号でインタヴューしたSuperflyのニューアルバム『Force』。リリース日には恒例となった発売記念フリーライヴが代々木公園で行われた。

このステージは、5年前に彼女達がファースト『Superfly』の発売でフリーライヴを初開催した場所でもあり、MCで越智が語ったように、当時から現在に至るまでの想いの経過と成長が感慨深いライヴだった。

19時。タイトル曲であり、アルバムの1曲目でもある“Force”で幕を開けると、前半はアルバムからの新曲を、後半は“Alright!!”や“タマシイレボリューション”といった看板曲も交えながら全8曲、加えてアンコールでは“愛を込めて花束を”を披露。フリーライヴとしては満足過ぎるほどのセットだった。

会場側の規制だろうか、音圧が低く、音の解像度も正直十分とは言えなかったが、それでもSuperflyらしい伸びやかなヴォーカルとキレのあるギターが渋谷の夜に広がっていく。2、3歳くらいの子供を肩車した親子の隣には、3枚重ねたスケートボードの上に背伸びした20代の女の子。金髪の外国人も、学校帰りの高校生も、幅広い年代・人種のファンが思い思いに聴き入っている様子からは、Superflyの音楽の汎用性を改めて実感することができた。

ライヴ栄えする楽曲が多いSuperflyの中でも特にそのパワーとダイナミズムが発揮されている『Force』、その理由を現在発売中のMUSICAのインタヴューでは明かしてくれているので、是非ご一読を。

text by 寺田宏幸