Posted on 2012.04.26 by MUSICA編集部

サカナクション、新章開始を告げるシングル『僕と花』第一声!

『2012年5月号 Vol.61』 P72に掲載

音楽にさほど興味がない人達に対して、音楽を好きになってもらいたいっていう青くさい大義名分の中で音楽を作っていくのって、正直ナンセンスなんですよ。だけどその意志を持ってやることで信頼を得ることは絶対できると思う

■久しぶりだね、ちゃんとインタヴューするの。

「そうか、『DocumentaLy』以来ですもんね。半年ぶりくらい? 全然そういう感じしないけど(笑)」

■今回の新曲は、この半年間で凄くいろんなことがあった上での新しいキックオフだと思うんだよね。『DocumentaLy』で状況が変わったことへの回答としてのキックオフでもあるし、次のアルバムへ向けてのキックオフでもある。そういういろんな思いが込められている楽曲が、ドラマタイアップという多くの人に聴かれるチャンスを得てシングルになるわけですが。まず自分の中で、このシングルに向けて何をしようと考えたのか?から教えてください。

「いつもはアルバムを作るっていうことが念頭にあって、自分達のストーリーの伏線を張るっていう意味でシングルを作ってたんですよ。で、今年もそうなるだろうなって思ってたんですけど、タイアップっていう話がきて、それに対して書き下ろす、そしてそれがシングルになるっていう新しい展開が起きて。それによって、サカナクションというバンドのストーリーがより大きく動き始めた感じがあったんですよね。しかも、それが自分達の作品を世の中に広めるための曲を作るってことと結びついたから、これは大変だぞって思って……自分のために作るっていう部分と、作品(ドラマ)の内容に関わるっていう部分のバランスっていうか……」(続きは本誌をチェック!)

Text by 鹿野 淳

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