Posted on 2012.05.12 by MUSICA編集部

flumpool、ツアー『Because... I am』密着&山村隆太インタヴュー ~vol.1

『2012年6月号 Vol.62』 P32に掲載

ポップスは危険水域にある音楽を救えるのか?
バンドは世に放たれるべき音楽を掬えるのか?
誰もが知るバンドとなり、確固たる役割が求められるようになったflumpoolがその落とし前をつけるべく動き続けるロングツアー『Because... I am』に、楽屋の裏まで密着。

4月12日・静岡市民文化会館 ライヴ密着レポート

12時30分に静岡市民文化会館に入る。
楽屋にはまだ隆太しか入っていないという。ならばと彼の「ヴォーカルルーム」のドアを叩き入ろうとすると、中は暗く誰もいない――ように見えたがいた。暗い部屋の窓際で、独りぽつんと座り、その目の前には弁当が置いてある。寂しさ極まりない状態に見えるが、しかし調子はいいようで、「今日『は』楽しみにしててください」と笑いながら隆太は言った。前号で掲載した、ゲネプロとツアー初日の彼らなりの反省と後悔に対しての「今日『は』」であることは間違いない。

その後、東京より早く散りつつあるホール前の公園の桜を堪能した後にホールへ戻ると、誠司、一生、元気の3人も楽屋入りしていた。一生が「相当調子よくなってきましたよ。ツアーらしくもなってきたし」と、自分から言いに来る。

その後、一人静かにドラムパッドを叩いている誠司と、「酒とタバコと男」というテーマで話をする。要は、アーティストはその酒やタバコが似合うべきだし、女性アーティストも男性が似合う人がカッコいいし、また、そういう才気を放つ人がアーティストになるんだという話である。……(つづきは本誌をチェック!)

Text by 鹿野 淳

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