Posted on 2012.06.21 by MUSICA編集部

[Champagne]、さらなる闘争モードで突き進む

『MUSICA7月号 VOL.63』P68に掲載

みんなが[Champagne]に求めるものって凄くわかるし、やろうと思えばできるんですよ。でも、それをやり続けたら、バンドは5年でダメになってしまう。
期待されてるからこそ、誰も想像してないものを作りたい。現状で止まってちゃダメなんですよ。

■アルバムがリリースされてからそろそろ2ヵ月が経ちます。ツアーも中盤に差し掛かっていることも含め、今改めてあの作品に対して感じていることから聞かせてもらえますか?

川上洋平(Vo&G)「あのアルバムって、1曲1曲の中にキーとなるフレーズがあったんですよ。“真夜中”なら『誰かと繋がりたい』とか、“Waitress, Waitress!”だと『君の悲しみに俺らが伴奏をつけるぞ』とか。書いた時点では、自分が何故これを書いたのかもよくわかってなかったんですけど、ライヴで歌った瞬間に全部繋がって、『ああ、俺はこの人達に向けて、こういうことを言いたかったんだな』って、謎が解けたような実感があって。だから今までの作品と比べても、一番しっくりきてますね」
磯部寛之(B)「演奏面でもまさにそんな感じですね。前の取材でも話しましたけど、今回はアレンジを作る上でライヴは想定せず、CDとして完成度の高いものを目指した部分があって。最初はライヴでどうなるのかな?って思ってたんですけど、実際やっていく上でそこもハッキリしてきたというか、手応えを感じていて。ライヴではこういうふうにお客さんに届くんだなっていうのがわかってきて。ツアーをやってそれが一番感じてることですね」
白井眞輝(G)「ふたりが言ったような感じは往々にしてあります。いろいろ経験してできることも増えてきて、向上した部分はあるんですけど、1枚目から3枚目まで、ウチらが言いたいことや、やりたいことの根底は一緒だから。そのことがライヴをするごとに最近わかってきました。それに、ライヴに関してはバンドとしてどんどん大きい舞台に対応していってる気がして。ROCKS TOKYOが終わったあとも、レベルが1個上がったような感触があったんですよ。それは凄い収穫で――――」
(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

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