Posted on 2012.06.21 by MUSICA編集部

flumpool、快進撃に迫る全員インタヴュー

『MUSICA7月号 VOL.63』P60に掲載

『ライヴを観に来てる目の前で、生まれてごめんって言われても』って意見もあるし(笑)。でも、こっちは今まで凄く愛情をかけて育ててくれた親を目の前にしてこれを歌ってるんです。それぐらい、この歌には自分達の身を削ってでも今届けたいものがある(隆太)

■ツアーは全体の3分の1、追加公演を除くと半分くらいが過ぎたところで、前号までずっとツアーに張りつかせてもらっているのもあるので、その辺の具合から訊いていきたいんですけど。

尼川元気(B)「相変わらずすごく充実はしていますね。ちゃんと更新していくライヴができている気がします。凄く単純なことで言うと、MCで毎回のように隆太が『過去最大級に楽しかった』と言うのを『本当か!?』と思う面もあるんですけど、『本心から言ってるな』っていうのを感じられているとも思うから――それが更新していっている感に繋がってます」

■一生は?

阪井一生(G)「凄く変わりましたね。何しろ今までになくバンドが変わって行っている実感を持ってますから。自分だけ強くなったとかじゃなくて、みんなが強くなったのはライヴをしていて感じられるので。みんなで引っ張り合って、こう、なんて言うんですかね、えーと……」
元気「相乗効果(笑)?」
一生「そう、相乗効果(笑)。前に一度、『まだまだできるんじゃないか』、『ライヴが終わったら倒れるくらいのライヴをしよう』っていう話し合いをしたんです。そこから急に変わった気がします。1本1本完全燃焼っていうのは今までもそうですけど、今までとは違う本当にやり切った感触を凄く感じられるので」

■リーダーとして、後ろから3人を見ていて思うことはありますか?

小倉誠司(Dr)「自分を含め、メンバー全員が、自分という人間の個を曝け出していると思う。最初は上手く出せていなかったけど、ミーティングをしてから素直に自分を曝け出せるようになっているなと思いますね。だからライヴがよくなったと思いますし」

■仙台公演以降は、どうですか? 仙台から北陸を回って鹿児島まで終わりましたが。

山村隆太(VO&G)「仙台公演は2日間公演があったんですけど、ステージに出た瞬間に、みんなが凄く僕達の音楽を待っていてくれたんだなというのがわかって。それでまたひとつ、ライヴに向かう姿勢というのが強くなった気がします。自分達の音楽を求めて愛してくれているその人達が目の前にいて、待ってくれている、両手を広げて受け止めてくれるっていうことがひしひしと伝わってきて――――」
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text by 鹿野 淳

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