Posted on 2012.06.23 by MUSICA編集部

BOOM BOOM SATELLITES、デビュー15周年を経てなお磨かれる表現の深奥

僕らの音楽は常に、ひとつのライフスタイルの提案だと思ってるから。
「希望なんて簡単に見つからねえんだよ」って言った後に、「じゃあどうやって生きていくのか?」っていう本当の問いかけができたらなって思ってる

『MUSICA7月号 VOL.63』P108に掲載

■実は凄く久し振りのインタヴューなんです。『TO THE LOVELESS』以来なので、2年ぶり(笑)。

「ああ、もうそんなに経つんだ」

■なので、このインタヴューをとても楽しみにしていました。まずは、『TO THE LOVELESS』という作品、そしてその後に出したライヴ盤によって、BOOM BOOM SATELLITESはこれまでの集大成を作り上げたところがあったと思うんですけど。その後どういうモードで新しいところ――つまり、ここに向かおうと考えていたのか、から伺えますか?

「実は、当時は『これから何をするか』っていうのは全然明確じゃなかったですね。ライヴ盤まで出してひと区切りしたところで、前のスタジオがマンションの地下だったんですけど、不動産の関係で借り続けることができなくなって出なきゃいけなくなって。それと同時に事務所も移籍することになったんで、とりあえずこの部屋だけ借りて、機材だけセットして次のことを考えようっていうところで、震災があったんです。それで予定してたライヴもキャンセルになったり……なので、いろんな要因が重なって、全部1回白紙っていうか、0になった感じでしたね。去年の4月ぐらいから一応作り始めてはいるんですけど、やっぱり音楽に集中できてる感じがあんまりなかったというか……まだ日本全体のムードも、ほんとに右往左往してる時だったし。やっぱり『音楽作ってる場合なのかな?』っていうことも思ったりしたし、『でも、これが与えられた仕事だし、そもそも自分は人の力になろうと思って音楽を作ってきたんじゃないのか?』とも思ったし……要は邪念が多くて、音楽に集中できてなかった。そういうところから……あれ、去年ってフェス出たっけ?」

■何本か出られてますよ。

「……去年の記憶が曖昧なんですよね。あ、そうだ、SONICMANIAとNANO-MUGENに出たんだ。で、その場に集まってる人達のフィーリングにハッとさせられたり……そんな感じで結構おぼつかない足取りだったと思うんですけど。やっと秋ぐらいに落ち着いてきて、音楽的に探っていける感じになって。そこからはもう、ひたすら制作の日々です」
(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

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