Posted on 2012.09.22 by MUSICA編集部

knotlamp、葛藤の季節を越えて確信の再スタートを切る

前向きであること、
日々に少しでも光を当てること――
永劫はなさないメッセージはそのままに、knotlampがknotlamp自身を見つけ出した。
迷いなき直球作『Geoglyph』を手に、
さあ行くぞ、確信へのリスタート!

■インディーズでキャリアを積んできた上でのメジャー初アルバムですが。メッセージの核はインディーズの頃からブレることのないまま、それをいろんな角度やアレンジで鳴らそうとしているアルバムだと思って。

「はい。まさに、すべておっしゃる通りです(笑)。伝えようとしていることとか、音楽をやる上でメッセージとして表現したいことっていうのは本当にシンプルなことで。『前向きな自分でいよう』とか、大きく言えばそれくらいで。それを、今おっしゃったようにいろんなアプローチで表現しているバンドであり、それがこのアルバムですね」

■2010年にTETSUNARIさんが脱退されてから、ギタリストが流動的でしたよね。そこで今年のアタマにMAHIRO(GUITAR & CHORUS)さんが正式に加入されたと。ようやくバンドががっちり固まっていきそうな感じが楽曲のアレンジの自由さからも窺えて。ここで起きたバンドの変化というのは、どういうものだったと思いますか?

「バンドのクオリティが上がったっていうのがありますね。音楽性の幅や彼が持っているスキルや人間としての魅力とか、いろんな面でいい要素があって。180度変わったと感じますね。制作においてもそうだし、knotlampが持っている可能性に対する気持ちが彼は大きいので。作業を一緒にする中でそれが顕著に表れるのを、MAHIROの加入によってみんな感じていたんじゃないかなと思いますね」

■knotlampの可能性とか、秘めていたものが大きく引き出されていった感覚なんですか?

「そうですね。音楽に対するヴァイブスを同じレベルで持ってて、そういう人間と音楽をやるっていうのはこういうことなんだなって改めてわかって。これが本当のバンドなのかなって感覚ですね」

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text by 矢島大地

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