Posted on 2012.12.20 by MUSICA編集部

andymori、“マイムマイム”ツアー東京SHIBUYA-AX公演密着

小山田壮平は、andymoriは、
今何を思い、ステージで何を鳴らしたのか。
騒動後、初のツアーに独占密着。
その意志も、その覚悟も、
そして失いかけた信頼も、
すべてを音楽に懸け、音楽で示す――

『MUSICA 1月号 Vol.69』P72に掲載

 2012年11月27日(火)、渋谷AX。andymoriの対バンツアー「マイムマイムツアー」3本目となる東京公演に密着した。
 11月1日。ネットのニュースサイトを皮切りに、壮平が脱法ハーブを吸引してホテルのロビーで起き上がれなくなり、駆けつけた救急隊に動揺して暴れ、病院に救急搬送されたことが報じられた。ご存知の通り、この件は地上波のニュース番組やスポーツ紙等でも報道され、SNS上には様々な反応が飛び交い、社会的に大きな波紋を広げた。なお、壮平が吸引したハーブから違法薬物は検出されておらず、この件に関して刑事処分が課されることはない。andymoriのオフィシャルサイトには一連の経緯/事情と壮平の謝罪が掲載された。
 ネットやSNSの書き込みでは、強い非難や憤り、失望を表明するものから、壮平を心配するもの、あるいは「それでも壮平やandymoriを好きだし、信じてる」というものなど、様々な声が上がっていた。今後の活動がどうなるのか? 目の前に迫っているツアーは行われるのか?等々を案じる声もあった。もちろん、脱法ハーブの危険性や深刻な社会問題となっている現状を考えれば、違法行為でなくとも活動自粛という形で反省の意を示すべきだとの意見もあった。しかし、アンディは予定通りツアーを行う決断をした。それは別に「合法なんだからいいでしょ?」ということではない。反省と謝罪の意も今後への決意も、何より壮平自身が音楽とどう向き合い、何を歌ってきたか/歌っていくかという姿勢や意志も、すべてはその「音楽」で示すしかないと判断したからだ。
 騒動後、壮平に会うのは、この日が初めてだった。「心配をかけてしまって、本当にごめん」と言う彼に、当時の心境を訊く。

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text by 有泉智子

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