Posted on 2012.12.22 by MUSICA編集部

the telephones、全方位で攻めたアグレッシヴな1年を振り返る

グッバイ&ハロー、ニューディスコ!!
2011年12月のさいたまスーパーアリーナ後、4人が乗り込んだ
新たなる銀河鉄道は何処へ向かったのか!? 2012年総振り返り!

■2012年最後の号ということで、この号では年間特集もやってるんですけど、今回リリースされるのは2011年の12月23日に開催されたさいたまスーパーアリーナのライヴDVDで………ちょっとだけ微妙な気持ちです。

4人「はははははははははははははは」
石毛輝(Vo&G&Syn)「2012年まで1週間ぐらい足りなかったですね(笑)」

■そうだよ!(笑)。ただ、あのライヴはテレフォンズにとってひとつの区切りとなるライヴであり、あのライヴを経たからこそ、秋のツアーで会場限定でリリースしたEP(『The Telephones In Wonderland E.P. ~不思議の国のテレフォンズ 短編集~』)での新たな挑戦に向かえたというのはあると思うんです。改めて振り返ると、あの日のライヴは自分達にとってどんなものだったと思いますか?

石毛「確かにキャリア総括だったでしょうね。DVDを見返すと、今やってるライヴのスタンスと全然違って、もう凄い昔のように感じてしまう(笑)。もちろんこの日も素晴らしかったけど、あれを経たことで、この1年で大きく成長できている実感が今あるんですよね」
長島涼平(B)「スーパーアリーナのライヴって、やるって決めてから、テレフォンズにおけるすべての物事をそこに当てるためにやっていった感じだったんですよ。アルバムのリリース時期も、ライヴの組み立て方も、全部そうで」

■うん、2011年は完全にそうだったよね。

長島「その成果を全部、あの日のライヴで出せたのはよかったなっていう。映像で観ても、みんな思ったより緊張してないなと思って」

■実感としてはもっとガチガチな感じだった?

長島「そんな気がしてたんですよね。でも、お客さんが凄く温かい感じだったから――」
石毛「あと1曲目で泣いちゃったからじゃない?」
長島「………それ映ってなかったから、言わなくてもいいかなと思ってたんだけど(笑)」
岡本伸明(Syn)「いやいや、そこは言っちゃったほうがいいって!」
長島「……俺、1曲目の“Monkey Discooooooo”でもう泣いてるんですよ。自分達のライヴでこういう光景を見れる人ってどれだけいるのかなって思ったら、なんか感極まっちゃって。髪で隠れて映ってないんだけど」
ノブ「映像修正しましょう!」
石毛「でもさ、全然気づかなかったよね」
松本誠治(Dr)「全っ然わかんなかった(笑)」
長島「1曲目だし、泣いた素振りを見せようとしちゃダメだなと思って。その後も、曲の各ブロックごとに泣いてるんですよね」

■泣き過ぎ(笑)。

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

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