Posted on 2013.04.16 by MUSICA編集部

Dragon Ash、遂に本格始動!新たな決意とその心情、第一声インタヴュー

ロックバンドは転がり続け、
鳴らし続ける中で
答えを見つけるしかない。
――幾度となく嵐を乗り越え、
闘い続けてきたバンドの新たな門出。
再出発第一声、全員インタヴュー!

『MUSICA 5月号 Vol.73』P34に掲載

■去年9月、表紙巻頭企画のひとつとしてやったRUSH BALLバックエリアでの10-FEETとの対談以来なんですけど。

Kj「おお、あったなぁ~!(笑)」
桜井誠「すげー酔っぱらってたヤツだ(笑)」

■はい(笑)。当時は、今後の予定は本当に白紙だということだったんですけど。あれから半年経ち、こうやって6人でDragon Ashを続けていく決意表明シングル『Here I Am』のリリースをもって、本格的な再出発を果たすことを心から嬉しく思います。まず、白紙状態のところからどういう経緯でここに至ったのか、教えていただけますか。

Kj「俺達も記憶を辿ることになるけど――そもそも去年の夏に関しては、『今後どうするか?』って思考を踏まえちゃうとライヴが変わってきてしまうと思ったから、敢えてそれはやらず、呼んでもらってるフェスを100%でやろうっていうことで取り組んでたんだよね。だから各々考えはありつつもライヴに専念してた。で、その後、いろいろ整理して……レコーディングの形はどうしようか?ってことをみんなで話して。レコーディングは誰がベース弾くのかっていう話をしたんだけど、まずは俺が弾いて、この6人でやるほうがいいだろうってことになって。で、ライヴはあの形(KenKenがベースを弾く)以外に考えられないっていうのが満場一致だった。そうやってやり方を整理したところで、『じゃ、レコーディング入りますか!』って、今年の1月から月1レコーディングを再開したって感じ。だから、今年に入ってからは毎月レコーディングやってるんだよ」

■なるほど。夏フェスをやり切って落ち着いた頃、それぞれ次に対してどんなことを思ったのかを教えていただけますか。ではBOTSさんから。

BOTS「……正直なところ、あんま憶えてないっすね。ほんと、その時その時のライヴをやるってことしか考えてなかったし。当時の気持ちかぁ……難しいなぁ。記憶から抹消されてる気がする」
桜井「俺はやっぱり、できる限りは続けていきたいっていう気持ちはあったっすね。みんなの気持ちも一択ではなかったし、現実問題ベースをどうするかってこともあったし、なかなか難しい時期ではあったんですけど……それぐらいのことが起きたので、当たり前なんですけど。それが何をきっかけにやるか!ってなったのかは、俺もいまいち憶えてない。みんなでミーティングはしたりしたけど、結構グルグルしてたんじゃないかな……続けるにしてもその一歩をどう踏み出すかが大事だし、その時期がいつなのかも大事というか、焦ってやることもないし。それこそ2、3年休んでもいいかなぁっていう話も出たりしたし」
ATSUSHI「なるようにしかならないと思ってたところはあったよね。ただ、個人的にはDragon Ashは続けるべきだとか、Dragon Ashとしてのその存在を守るべきだっていう気持ちが強かったとは思います。とはいえ、ひとりでやってることでもないし、みんなでやってることだから、簡単な問題ではなかったし」

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

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