Posted on 2013.07.16 by MUSICA編集部

2号連続取材![Champagne]メンバー全員による、アルバム『Me No Do Karate.』全曲解説

アルバム『Me No Do Karate.』追撃企画!全曲解説インタヴュー

『MUSICA 8月号 Vol.76』P.36より掲載

#1.Rise

■これは洋平くんの口ドラムから始まるという――。

川上「そうなんですよ! 打ち込みかと思わせて俺の口ドラムなんです」

■そんな始まりとは思えない非常に雄大でドラマチックな、物語の幕開けを高らかに告げる曲で。

川上「これは去年の年末に自宅で作ったんですけど、まずBメロができて。で、それを年始一発目のスタジオに持って行って、メンバーで合わせたんです。その時はROSEもいて、でもヒロがいなくて。なんでいなかったんだっけ?」

磯部「覚えてない。風邪ひいてたんじゃない?」

川上「それでヒロ以外のメンバーとROSEの4人でやって。最初はもっとアップテンポだったんですけど、テンポを落とすことでもっと大きな雰囲気の曲になりそうだなと思って試したらすぐAメロを思いついたんです。で、1時間ぐらいずっとやってたらパッとサビが降りてきて、その瞬間にもう<Tonight>って歌ってましたね。ちなみにその時のサビは今の倍ありました、気持ちよ過ぎて歌い終われなくて(笑)」

■(笑)。

川上「で、ひと通り通したところで聡泰と『これはキタね』って言い合ったのを覚えてます」

庄村「そうそう。最初はセッションしながら気持ちいいなって感じだったんですけど、洋平がサビを歌い出した瞬間にパッとなりましたよね。こうやってたのがパッと(と、俯いて叩くフリからパッと顔を上げて目を見開く)」

■凄く文字にしにくいんだけど(笑)、まぁその瞬間に曲が覚醒したってことね。

川上「当時はまだアルバム制作の最初のほうなのでちょっと気楽なところがあったよね。まぁその後もの凄い状態になっていくんですけど(笑)」

白井「その段階でデモが4曲ぐらいあったんですよ。だから今回は早いペースでできそうだな、洋平も調子いいんだなって思ってたら……(苦笑)」

(続きは本誌をチェック!)

 

text by 有泉 智子

『MUSICA 8月号 Vol.76』より