UVERworld、初インタヴュー!!
彼らの「闘う姿勢」に迫る
真摯なソウルと
フィジカルな哲学が織り成す、
この国独自の2010年代型雑種ロック。
初接触! 初爆発!!
『MUSICA 9月号 Vol.77』P.32より掲載
■この非常にリスタート感を強く感じるシングルのタイミングでのインタヴューができて、とても嬉しいです。まずは音楽性の話を訊いていこうと思うのですが、ざっくりとした言い方で言えばUVERworldは非常に雑多な要素が含まれる音楽をやっていると思うのですが、この音楽性にはどのように辿り着いたのですか?
彰(G&Cho&Prg )「僕がこのバンドに加入したのが、16歳とかだったんですけど。それまで、凄く偏った音楽ばっかり聴いてて――それはハードコアだったり、ミクスチャーだったり、っていうものを好んでたんです。けどこのバンドに入ってから、他のメンバーが好きな音楽を互いに聴かせ合ったりしていく中で、いろいろと聴くようになりました。メンバー同士が凄く他のメンバーに感化されやすいんでしょうね、いい意味で」
■影響し合う中で、いろんな音楽性が混ざり合ったってこと?
彰「そうですね。毛嫌い全員しないというか。そういうのを前向きにできるバンドなんで、今の音楽があるのかなぁって思いますね」
TAKUYA∞ (Vo&Prg)「俺もそう思います」
■TAKUYA∞くんは元々の好みの音楽というのはどういったものだったんですか?
TAKUYA∞「うーん……雑多でしたね、僕は最初からずっと」
■その最初っていうのは音楽を好きになり始めた頃からなのか、それともバンドを始めようと思った頃の話なんですか?
TAKUYA∞「バンドを始めた頃っていうのは僕もハードコアが大好きで……ちょうどUVERworld始めようと思った頃は、かなり雑多でしたね。その前は、割と歌詞がしっかりしたものしか聴かなかったんですよ。日本の、日本語で、しっかり日本人に向けて歌われていて、しかも歌詞に意味のあるものが大好きでしたね」
■そこからハードコアまで含まれるという流れは、どう生まれていったんですか?
TAKUYA∞「彰のバンドをよく観に行ってたんですよ。彰がMINOR LEAGUEとか、ハードなものをコピーしていて、結構影響されましたね」
■その影響は、自分がロックバンドをやろうというモチベーションに繋がっていったの?
(続きは本誌をチェック!)
text by 鹿野 淳
『MUSICA 9月号 Vol.77』