Posted on 2013.09.14 by MUSICA編集部

BUMP OF CHICKEN
メモリアルライヴ徹底密着&総括取材敢行!

“虹を待つ人”は<うまく手は繋げない>って歌っている
けど、あのライヴでみんなすげえ楽しそうに聴いてくれ
たのが凄く嬉しかった。その『凄く』のところの読み仮
名を、『すっごく』って書きたいぐらい(藤原)

『MUSICA 10月号 Vol.78』P.30より掲載

■素晴らしい夏を振り返りながらインタヴューをさせてもらいます。まずはスタジアムライヴ。思い出すだけで暑くなってきて汗が滲むような1日だったと思うのですが。

 

藤原基央「暑かったですねぇ、仰る通り。とても暑かったです」

 

増川弘明「でも楽しかったです」

 

升秀夫「綺麗だったよねぇ」

 

■綺麗だったのは、あのザイロバンドのこと?

 

升「うん。見える景色が素晴らしかったです」

 

藤原「視覚的には本当にいろんな色の光が光ってるんだけど。光1個1個が誰かの手首についてる光じゃん? 『その1個1個の光のふもとにひとりひとりがいる』っていう意味が、僕にとってはとても感動的でした」

 

■要するに、生命が根づいてるものに光っているっていう。それが3万5千個あったわけですよね。

 

藤原「凄いことだよね、本当に」

 

■このライヴは発表したところから、BUMP OFCHICKENがスタジアムでライヴをやるんだっていう話が、驚きと共に迎えられたと思うし。実際のライヴを観ても、今までのライヴで見られなかった――たとえばザイロバンドとか、風船とか、花火とか、そういういろんな演出面でもきらびやかなライヴになったよね、いろんな意味でこのバンドの新しい時代なのか、初めての経験なのか、そういうものを感じるライヴだったんですけど。そもそもこのスタジアムライヴをやろうと思ったきっかけから話してもらえますか?

 

直井由文「スタッフだよね?」

 

藤原「そうだね」

 

直井「スタッフが、(ベストアルバムを)まず買ってくださった方が観れるライヴ――誤解が怖いんですけど、感謝の気持ちっていうか……お金を普段通り取るわけじゃなくて……言い方が難しいんだけど、なんて言えばいいんだろうね?」

 

(続きは本誌をチェック!) 

text by 鹿野 淳

『MUSICA10月号 Vol.78』