KANA-BOON、ついにメジャーデビュー!
夏を席巻した彼らを、2ヶ月連続で追います。
今、核心を突いたものが
新しく生まれるような
気がしていて。
音楽の本質みたいなものが、
今までとは違う形で
出てくるような
そんな気がするんです
『MUSICA 10月号 Vol.78』P.60より掲載
■このふたりの組み合わせでの取材は――。
谷口鮪(Vo&G)&古賀隼斗(G)「初です!」
■さっき撮影の時に、普段ふたり切りではあまり喋らないって言ってましたけど。
古賀「普段は喋らないです」
谷口「なんでやろな? 昔は喋っとったよな?」
古賀「うん。それがいつからかあんま喋らんくなった。たぶん飯田(祐馬/B)が入ってからやな。高校生の頃はむしろ、俺と鮪がメインで喋ってる感じやって。でも、飯田が入った辺りから雲行きが怪しくなって――」
谷口「飯田がみんなのお気に入りになってもうたからな(笑)」
古賀「そう。ライヴのMCも僕と鮪やったんすけど、だんだん僕から飯田にシフトされて」
■それは古賀くん的にはどうだったの?
古賀「寂しいっすね」
谷口「あはははは!」
■(笑)。夏フェスも各地で入場規制が起こったりと状況が過熱してる中、メジャーデビューシングルが出ます。タイトルの『盛者必衰の理、お断り』からして、「一発屋で終わらねーぞ」的な決意と闘志が伝わる最高のデビュー曲だね。
谷口「はい、自分でもぴったりやと思ってて。でもこれ、実はメジャーデビュー用に書き下ろした曲ではないんですよ」
■そうなんだ。いつ頃作ったの?
谷口「今年の1~2月かな。まさかこんなタイミングで活きてくるとは思わなかったです。でも、作った当時から凄い好きな曲ではあって。タイトルもメジャーデビューの一発目にふさわしいし、運命的やな、と思います」
■自分達では、今のこの状況をどういうふうに捉えていますか?
谷口「うーん………踏ん張りどころな気はしますね。一歩も引いてはいけない状況というか。……………ピリピリしてるんですかね?」
(続きは本誌をチェック!)
text by 有泉 智子
『MUSICA10月号 Vol.78』