Posted on 2013.10.14 by MUSICA編集部

BUMP OF CHICKEN
ツアー「WILLPOLIS」に完全密着取材敢行!

孤独を知ったから出逢えた、
孤独じゃない人達の意志が集まる街の音楽祭――
BUMP OF CHICKENツアー「WILLPOLIS」、
9月25日(水)&26日(木)横浜アリーナ2DAYS完全密着!

『MUSICA 11月号 Vol.79』P.42より掲載

9月25日(水)横浜アリーナ初日。

 12時57分に4人で楽屋に入ってくる。予定よりだいぶ遅く会場入りしたが、とてもリラックスしていて、まずは各所に散らばっている主要スタッフを探して握手したり挨拶したり談笑したりしながら、ゆっくりと、そして穏やかに楽屋に入っていった。リラックスしているのは表情だけではない。楽屋に入るなりすぐにスウェットに着替え出す。ライヴに向けて、無理のない時を過ごそうとする意志がそこには見えた。

「横浜アリーナはさ、来たことはあるけど、やるのは初めてらしいんだよ。『らしい』っていうのは、そういうのもう、覚えてないんだよね(笑)」とフジが話しかけてくれる。

 そのままみんなでテーブルを囲みながらご飯を食べる。家で朝食をしっかり食べてきた升だけ納豆ご飯のみ。チャマと増川は普通盛りで、フジが少なめ。「……少なめと言ったけど、スタッフが遠慮して結構盛ってくれたんだよ(笑)。これ、食べてくれる?」と3分の1ぐらいを一緒に食べている僕によこす。「ほら、しかっぺはどれだけ食べても負担かからなくてエネルギーになるけど、俺は今日と明日は胃にも喉にも負担かけちゃけないからさ」と言いながら、増川が旅に行った土産話をみんな共に朗らかに聞いている。

 昼食後、13時半頃からチャマがアコギを持って発声練習を始める。今日のファーストソングは、“スノースマイル”。季節的にこの曲を聴いても無理がなくなってきたなあと思いながら聴いていると、フジがコーラス部分をヨガマットの上でハモり始める。

(続きは本誌をチェック!

text by 鹿野 淳

『MUSICA11月号 Vol.79』