Posted on 2012.02.14 by 有泉智子

巻頭特集:andymori、革命の旅路で見つけた歓びと希望――

『2012年3月号 Vol.59』 P21に掲載

チラ見せその2は、表紙巻頭:アンディモリです!

先にひとつご報告です。
今回の表紙巻頭特集、当初の予定では、3月7日にリリースされるはずだった彼らの4thアルバム『光』に合わせての巻頭特集でした。しかし、本日オフィシャルサイトから発表されたように、『光』のリリースは5月2日に延期になりました。その理由については、オフィシャルサイトでも書かれていますし、私も今回の特集記事の中でも詳しく綴っています。ぜひ読んでください。

ただ、今回の特集は『光』という作品だけに焦点を当てたものではなく、『光』を中心にしながらも、今のアンディモリが何を考え、何を見つめ、音楽を鳴らしているのかを、深く、そして生々しく掘り下げる内容になっています。ぜひ熟読していただき、アンディモリというバンドを感じながら、そう遠くない将来あなたの元に届けられる『光』を楽しみに待っていてください。

なお、今回の特集は、小山田壮平ロングインタヴューと、メンバー3人のキーワードインタヴューの2本立てです!お楽しみに!!

(編集長:有泉智子)

それでは、以下にチラ見せを。

結局、ポップミュージックは勝手に時代を代弁する。だから俺がほんとに思ってることを曲にできたとしたら、自動的に誰かの代弁にはなるんだよ

■3月7日に、『光』というアルバムが出ます。本当はアルバム完成をもってインタヴューをする予定で、ギリギリまで待ったんだけど、2月3日現在、でき上がっておらず――。

「そうなんだよね(笑)」

■とはいえ、歌詞も曲もフィックスしているしオケも全部録り終わっていて、ミックスもほぼほぼ完成しているという状況ではあるんですが。ただ、歌のテイクがまだOKになっていないものが2曲あるっていう、現状ではそういう状態のものを聴かせてもらっています。

「そうですね。歌があと2曲残ってる。今回、歌に関しては全部自分で録ってるから、それもあって時間がかかっちゃってて」

■自分で録ってるんだ?

「そう、歌は自宅で録ってるんだよ、部屋の中に防音室を入れて、エンジニアさんにいろいろ整えてもらって、それでひとりで録音ボタンを押して歌ってるっていう、そういうやり方をしてて」

■そうなんだ。というか、このアルバムは初めてのセルフプロデュース作品になるんだよね。

「そうですね。今回は自分達でやりたいと思って、やってます。元々ミニアルバムの予定でスタジオのスケジュール押さえてもらってたから、いろいろ大変だったんですけど(笑)」

■とても素敵なアルバムができ上がってると思います。とても普通の言葉になっちゃうんだけど、でも「素敵な」っていう表現が一番ぴったりくるような、そういうアルバムだなぁと思って。『革命』は心を引っ張り上げていくエネルギーの強い、奮い立たせていくようなアルバムだったと思うんですけど、今回は逆に心を穏やかに包み込んでいくような、そういうアルバムで。

「そうだと思う。凄く明るい、ポジティヴなアルバムだよね。光っていう、日々の中で自分の気持ちが楽しくなるもの、ガッと上がっていくような、楽しくて綺麗な光を音楽にしたいと思って作ったアルバム。それも何か大きな光って言うよりも、自分が生活の中で発見した、ふとした光を集めていったっていう感覚なんだけど……」(続く)

Text by 有泉智子

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