Posted on 2013.08.26 by MUSICA編集部

MUSICA×HighApps

Winter Party Nights – ROCK & SYMPHONY!

次なる音楽シーンを担うアーティストを紹介するライヴイベント「HighApps」。

そのVol.16&17は、音楽雑誌「MUSICA」とのコラボレーション・イベントとして開催することになりました。

せっかくコラボするならば通常のイベントに留めるのではつまらないと思い、ライヴ以外にもいくつか趣向を凝らし、音楽好きのためのウィンター・パーティーにしようと企てています。

他の出演者も含めて詳細は後日発表しますので、真冬の2日間、ぜひ一緒に遊びましょう。

現時点での詳細は以下になります。

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《2013 vol.16 MUSICA × HighApps》

OPEN 17:00 / START 18:00

at 恵比寿 LIQUIDROOM

TICKET adv:3,000円 / door 未定 MON 12.10

act:The Flickers and more…

 

《2013 vol.17 MUSICA × HighApps》

OPEN 18:00 / START 19:00

at 恵比寿 LIQUIDROOM

TICKET adv:3,000円 / door 未定

act:Predawn and more…

8/25(日)~9/2(月)e+ プレオーダーにて先行販売!
チケットぴあ  t.pia.jp/ ローソンチケット  l-tike.com / イープラス  eplus.jp

一般販売( 各種プレイガイドにて): 9/14(土)~

 info:LIQUID ROOM( 03-5464-0800)

Posted on 2013.08.22 by MUSICA編集部

SISTERJET WITH DOTS+BORDERS
世代を超えたロックンロール、鳴らします

ふたりになって、ヘタしたら楽器も持たずにピコピコやっても
いいんじゃねぇかなぐらいの気持ちだったんですけど、
やっぱり4人バンドに憧れはあって。
ただ、ギタリストはいらないんですよ。
俺が弾きまくりたいから(笑)

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.98より掲載

■年齢的には世代差がとても激しいコラボレーションなんですけど――。

 

一同「(笑)」

 

■でも、音楽になるとその差がまったく感じられないという、非常にレアなユニットが組まれました。これ、そもそもどっから始まってるの?

 

堀江博久(Key)「どっから始まったんだろう?」

 

■まずSISTERJET側に立って考えると、(ベースが抜けて)ふたりになったところで、さて音源をどう作っていこうか?という中から生まれてきた発想なのかなと思ったんですが。

 

WATARU.S (Vo.&G)「そもそも、俺らがふたりになったのと同じタイミングで、DOTSをfelicity(SISTER JETの所属レーベル)でやらないか?みたいな話があって――」

 

堀江「でも、俺としては『まだ無理だ』っていうので最初は断ったんだよ(笑)」

 

一同「あはははは」

 

■その「まだ無理だ」っていうのは堀江くんのソロ活動の忙しさ故の感触だったの?

 

堀江「というか、カジさんと一緒にやるのはまだ無理なんじゃないの?って(笑)」

 

■なるほど。

 

堀江「でも、『SISTERJETがふたりになって作品を作ろうとしてるんだけど、その企画に乗らないか?』っていう話が出てきたので、それならできそうだなって。それが大元のきっかけですね」

 

■SISTERJETのふたりにとっては、カジくんと堀江くんってどういう存在なの?

 

WATARU「カジさんは、デビュー前ぐらいからカジさんのイベントに出させてもらったりしてたので、本当に兄貴分ですね。で、堀江さんは、“恋してクレイジー”――片寄(明人/GREAT3)さんプロデュースの時に1曲弾いてもらってて」

 

堀江「2曲弾いてるよ」

 

WATARU「あ、2曲弾いてる! でも、もう1曲はお蔵入りになっちゃったんですよ」

 

堀江「そういう使い方しないでよ!(笑)」

 

■ははははは。

(続きは本誌をチェック!)

 

text by 鹿野 淳

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.21 by MUSICA編集部

赤い公園、待望の1stフル・アルバム『公園デビュー』リリース。
キーマン、津野米咲の音楽の源泉とは

私にとって音楽は、
わかりやすい希望ではないんですよね。
でも、音楽は自分にとって、
裏切られないって知っている唯一のもの。
ま、それが人間じゃないのが寂しいですけど(笑)

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.70より掲載

■ひとりでインタヴューするのは初めてなので、今日はいろんなことを訊きたいと思ってるんですけど。まずはアルバム、本当に名盤だね。

 

「やったー! ありがとうございます!」

 

■そもそも曲を書く才能もセンスも凄くあるし、ポテンシャルも高いバンドだったけど、ここにきて一気に殻を破った印象があって。アレンジも音作りも凄く洗練されましたね。

 

「うわ、嬉しいです!」

 

■何故こんなふうになれたんですか?

 

「心持ちとかはあんまり変わってないんですけど、今回はエンジニアリング的な部分を結構変えて。音をすっきりさせたのと、あと歌の力が変わったのが大きいんじゃないかと思います。アレンジはできた当初からほとんど変えてないんですけど」

 

■曲はいつぐらいに作ったものなんですか?

 

「デビューしてから作ったものが“つぶ”と“交信”で、活休中に作ったのが“カウンター”と“贅沢”。その他は全部デビュー前の曲です」

 

■そうなんだ。ということは、頭の中に想い描いていた音楽をやっと鳴らせた感じなんですか?

 

「そうですね。というか、鳴らすことには割と成功していたものを、ようやくCDとしてパッケージできることができたなっていう感じです。今までのミニアルバムでは自分のコアな部分に近づけることに重点を置いたというか、違和感の部分に重点を置いてやってきたんですけど、今回はとにかく耳触りをよくしたくて。聴く機器を選ばないスタンダードな音作りをしたいというか……たとえば“のぞき穴”はもっと治安の悪い音にすることもできたし、“交信”はもっとゴージャスにすることも、“体温計”はもっと質素にすることも、“カウンター”をもっとパンクにすることもできたんです。でも、それはやらなかった。だから今までに比べたらリヴァーブ、ディレイの量が圧倒的に少ないんです(笑)。音の質感をめちゃくちゃドライにしたし、クリアに聴こえるようにしたし、音数も増やし過ぎないようにしたし」

 

(続きは本誌をチェック!)

 

text by 有泉 智子

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.20 by MUSICA編集部

BIGMAMA、最高の状態で迎えた過渡期。
金井政人、渾身の本音

僕は今、初めてバンドが完成したと思ってるんです。
でも音楽を創るクリエイターとしては、
完成という言葉は終わりというニュアンスもあるから、
これから、この「完成」とどう向き合っていくか?が
大事になってくると思ってる

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.92より掲載

■このニューシングル『alongside』は、ツアーも終わり、休む間もなくリリースされるということで。ここにはどういう狙いがあるんですか?

 

「僕は今、ここに来て初めてバンドが完成したと思ってるんですね。それはアルバム5枚作って、曲のクオリティがとか云々は置いといて、ライヴの理想像がわかったっていう意味でなんですけど」

 

■それを今回のツアーで感じたんだ。

 

「はい。まだこれから完成度を上げていくという余白があった上で、でも『こういうことをやりたい』というバンドの理想像が、ようやく自分の中でひとつわかったんです。でも音楽を作るクリエイターとしては、完成という言葉はピークを迎えるとか、終わりを迎えるとか、そういうニュアンスもあるから、自分の中で感じた今の完成とこれからどう向き合っていくか?というのが大事になってくると思っていて。今までは求めていること/求められていること、このふたつと自分達の折り合いが上手くつかないまま進んでいく感じがあったからこそ、『バンドが完成したんだよ』ってことに対して、いかにそこを出発点に、その先の余白の中を前に進んでいくかを見つけたかった――つまり、早く新しい曲を作るということが自分の中で凄い必要だなって感じたんですよね。で、作りました」

 

■ライヴが完成したということは、きっとこのバンドが、そして金井自身が「こういうバンドになりたいなぁ」って思った場所に、まぁ片手くらいは手が届いた的なイメージなのかもしれないね。そこに到達するにあたって、何か自分の中で具体的に感じたものはあったんですか?

 

「具体的にありますね。……

(続きは本誌をチェック!)

 

text by 鹿野 淳

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.19 by MUSICA編集部

80KIDZプロデュースUnaデビュー!!
全く新たな音楽ユニット誕生の瞬間

あの80KIDZが
万全のバックアップ体制を敷く、
まったく新しいタイプの女性シンガーUna誕生!
「カワイイ」だけじゃなくて、
「カッコイイ」も突き詰めたら、
こんなぶっ飛んだサウンドに
なってしまいました!

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.86より掲載

■これまで、リミックスなどでは数々の女性シンガーの音源も手がけてきた80KIDZですが、このようにガッツリとひとりの女性シンガーの楽曲のプロデュース、作曲、作詞を手がけるのは今回が初めてになりますよね?

 

ALI&「そうですね。1年ちょっと前くらいから、僕らもJ-POPのフィールドで何かできることはないかなって考えるようになったんです。元々、たとえばディプロ(アメリカのミュージシャン/DJ。M.I.A.やビヨンセなどのプロデューサー)みたいに、自身のアーティスト活動をしながら、同時にプロデュースワークでも自分の色をきっちりと出しつつ、ちゃんとポップフィールドでも活躍しているクリエイターに刺激を受けることが多かったんです。で、もしかしたらそういうの、日本でもできるかもしれないなって思ったのが、1年くらい前で。もちろん、誰でもいいってわけじゃなくて、面白い才能を持った子と、できればデビューする前から一緒にやれればなって」

 

■まだ何も色のついてないシンガーとやることが重要だった?

 

ALI&「僕らもプロデュースの仕事という意味では新人なので(笑)、一緒に成長していきたいという想いがあったんですね。で、いくつか話をいただいたんですけど、一番面白そうだと思ったのが、このUnaちゃんとのプロジェクトで。Unaちゃんの事務所のASOBISYSTEMの社長さんとは、昔からDJイベントなどの現場でも顔見知りだったんで、きっとイメージも共有できるんじゃないかって思ったんですよね」

 

■Unaさんは、どういう心構えで今回のデビューを迎えたのでしょうか?

 

Una「最初は、ショップ店員をやってた時に読者モデルになったんですね。で、ショップを辞めて読者モデル一本でいこうと思ったタイミングで、今の事務所に声をかけてもらって。事務所に入ったのは1年半以上前なんですけど、その時点で『アーティストを目指さないか?』って言われてたんですよ。でも、音楽は大好きだったんですけど、私、自分に自信が全然なかったから、最初は想像もできなくて。ただ、モデルの仕事を続けるうちに、もっと違う手段で自分を表現したいなって思う気持ちもあったんですね。なので、周りには内緒にしてたんですけど、そこから歌やダンスのレッスンに通うようになって」

 

■じゃあ、しっかりと準備期間はあったんですね。

 

Una「今も勉強中です(笑)」

 

(続きは本誌をチェック!)

 

text by 宇野 維正

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.18 by MUSICA編集部

ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文
×ストレイテナー ホリエアツシ、盟友対談!!

ホリエ「当時は『ギターロック、ダセえ』みたいな風潮は凄くあったよね」
後藤「確かに、エアジャムの影響でメロコア化してないバンドの立ち位置が
危うくなった時代だったよね。ラウド化しないとやってけないみたいな」
ホリエ「でも、そこからジャンルの垣根がなくなっていくような流れは、
俺達の世代で作れたかもしれない」

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.48より掲載

■アジカンもストレイテナーも今年でデビュー10周年という節目を迎えているわけですが。まずはざっくりと、お互いに盟友として歩んできたこの10年間というのは、どういうものだったのかというところから。

 

ホリエアツシ(ストレイテナー)「個人的なつき合いとして考えても、ちょうど10年、11年ぐらいだよね。メジャーデビュー前のインディーズの頃に出会って」

 

後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)「うん。最初に会ったのは2002年ぐらい」

 

ホリエ「当時のアジカンは凄くアグレッシヴだったんで。ステージングも含めて、かなり威圧感がありましたね」

 

後藤「滾ってたよね(笑)。ストレイテナーは昔から音楽的で、凄くよかったですよ。ふたり体制でギターヴォーカルとドラムだけなのに、まるでベースがいるかのように聴こえてて。すげぇなと思ってた。ちゃんと仲よくなったのはNANA-IRO ELECTRIC TOURが最初だったよね?」

 

ホリエ「2003年ね。あのツアーは一緒に周って相当仲よくなった。俺、それまでアジカンの音楽をよくわかってなかったです、小難しくて(笑)」

 

後藤「そんなつもり全然なかったんだけど(笑)」

 

ホリエ「アジカンって独特なんですよ、メロディが。サビがどこなのかわからない感じだったし、アレンジも、当時として見ると決めとか展開が多くて。でも、一緒にツアー周るとリハーサルも本番も観るから、曲を覚えていくじゃないですか。それで、どんどん好きになっていって」

 

後藤「演奏下手だから、なんとかして曲の構成で面白いことしなきゃっていう意識があったんだよ」

 

ホリエ「構成で煙に巻こうとしてたの?(笑)」

 

後藤「そういうわけじゃないけど(笑)。でも、普通の曲を作ったら埋もれちゃうから、どうやって変な曲を作ろうかっていうことに当時はエネルギーを燃やしてたよね」

 

ホリエ「今はもう、一般的にはアジカンの曲はキャッチーっていうイメージがあるかもしれないけど、僕からしたら最初に聴いた時は難しいなと思ったんですよね」

 

■というか、アジカンによってひとつの「ロックバンドにおけるキャッチーな形」が作られた感じはありますよね。

 

ホリエ「そうそう、そうですね」

 

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉 智子

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.17 by MUSICA編集部

エレファントカシマシ宮本浩次
復活への熱き想い

エレファントカシマシ、
再び立つ。宮本浩次、
ここに「今」を語る。

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.40より掲載

■ご無沙汰しております。

 

「本っ当にご無沙汰しておりました」

 

■先日上映されたドキュメンタリー映画(『the fighting men’s chronicle エレファントカシマシ 劇場版』)を観させていただいたんですけど――。

 

「あ、観てくれたんですか。なんかすみません、あんなに怒ってばっかりで(苦笑)(編注:映画の中で宮本さんはかなり怒ってらっしゃいます)」

 

■はははははは。

 

「あんな子供っぽい怒り方してる人(宮本さん自身のことです)、きっとなかなかいないですよねぇ。あれだけ怒ってるシーンを使ってるってことは、山下(敦弘)監督もきっと新鮮だったんだろうなぁ」

 

■宮本さん、あれを観て初めて自覚したの?

 

「というか、もうびっくりしちゃって………ま、でも、あれくらいだったら大丈夫ですよね?」

 

■いや、確かにヤバいんですけど、でも僕はあれを観て再確認しましたよ、エレカシはすべてを曝け出す特異なバンドなんだということを。

 

「いやぁ………………(苦笑)」

 

■……もしかして、恥ずかしいんですか?

 

「恥ずかしいんですよ、これが凄く(笑)」

 

■でもきっと、恥ずかしいのは自分が怒っているからではなくて、あれが友情だからですよね。

 

「あ、そうかもしれないですね。なんというか、飯食ってるところまで撮られちゃった感じの恥ずかしさなんですよ」

 

■ただ、映画の中の宮本さんは髪も髭もボサボサだったけど、今日はとても若々しくハツラツとしてて。とても元気そうで嬉しいですよ。

 

「本当にありがとうございます。実は7月4日に耳鼻科の病院で聴力検査をやったんですけど、その結果が今までで一番よくて、本当に回復しているようなんですよ!」

(続きは本誌をチェック!)

text by 鹿野 淳

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.17 by MUSICA編集部

MUSICA9月号、本日発売! さらに、10月号は……

 

 本日! MUSICA9月号発売です。

表紙巻頭特集はONE OK ROCK。
『人生×僕=』リリース後のツアーでアリーナクラスのキャパも「ホーム」にしてしまったバンドの上半期を総括し、その現在地を語り尽くすスペシャルインタヴューです。
もちろん、メンバー4人の撮り下ろし写真もたっぷりと。
ヨーロッパツアー・アジアツアーも発表された彼らが見据える「明日」のことまで、
作品のリリースに根差したインタヴューだけでは読めない赤裸々な語録を、ぜひご覧ください。

そして。少し気が早いですが、その次の号について。
9月発売のMUSICA10月号の表紙巻頭特集は、
3年ぶりのアルバム『小さな生き物』をリリースするスピッツです!

次号もまた、期待して待っていてください。

まずは、本日発売のMUSICA9月号を思い切り楽しんでくださいね。

 

Posted on 2013.08.16 by MUSICA編集部

UVERworld、初インタヴュー!!
彼らの「闘う姿勢」に迫る

真摯なソウルと
フィジカルな哲学が織り成す、
この国独自の2010年代型雑種ロック。
初接触! 初爆発!!

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.32より掲載

■この非常にリスタート感を強く感じるシングルのタイミングでのインタヴューができて、とても嬉しいです。まずは音楽性の話を訊いていこうと思うのですが、ざっくりとした言い方で言えばUVERworldは非常に雑多な要素が含まれる音楽をやっていると思うのですが、この音楽性にはどのように辿り着いたのですか?

 

彰(G&Cho&Prg )「僕がこのバンドに加入したのが、16歳とかだったんですけど。それまで、凄く偏った音楽ばっかり聴いてて――それはハードコアだったり、ミクスチャーだったり、っていうものを好んでたんです。けどこのバンドに入ってから、他のメンバーが好きな音楽を互いに聴かせ合ったりしていく中で、いろいろと聴くようになりました。メンバー同士が凄く他のメンバーに感化されやすいんでしょうね、いい意味で」

 

■影響し合う中で、いろんな音楽性が混ざり合ったってこと?

 

彰「そうですね。毛嫌い全員しないというか。そういうのを前向きにできるバンドなんで、今の音楽があるのかなぁって思いますね」

 

TAKUYA∞ (Vo&Prg)「俺もそう思います」

 

■TAKUYA∞くんは元々の好みの音楽というのはどういったものだったんですか?

 

TAKUYA∞「うーん……雑多でしたね、僕は最初からずっと」

 

■その最初っていうのは音楽を好きになり始めた頃からなのか、それともバンドを始めようと思った頃の話なんですか?

 

TAKUYA∞「バンドを始めた頃っていうのは僕もハードコアが大好きで……ちょうどUVERworld始めようと思った頃は、かなり雑多でしたね。その前は、割と歌詞がしっかりしたものしか聴かなかったんですよ。日本の、日本語で、しっかり日本人に向けて歌われていて、しかも歌詞に意味のあるものが大好きでしたね」

 

■そこからハードコアまで含まれるという流れは、どう生まれていったんですか?

 

TAKUYA∞「彰のバンドをよく観に行ってたんですよ。彰がMINOR LEAGUEとか、ハードなものをコピーしていて、結構影響されましたね」

 

■その影響は、自分がロックバンドをやろうというモチベーションに繋がっていったの?

(続きは本誌をチェック!)

text by 鹿野 淳

『MUSICA 9月号 Vol.77』

Posted on 2013.08.15 by MUSICA編集部

ONE OK ROCK、2013年上半期総括!!
次を見据える、4人の現在に迫る

ONE OK ROCKとして、登れる山は全部登って死にたいんです。
だから富士山終わったら、次はエベレストみたいな。
……ただ、自分達がどの地点にいるのかがはっきり見えたんですよ。
そうなると、結果論でバンドがなくなっちゃう可能性もありますよね?
そういう恐怖も今、凄くあるんです(Taka)

『MUSICA 9月号 Vol.77』P.10より掲載

■お久しぶりです。こうして会うのはアルバム取材以来だからちょうど半年ぶりだね。

 

Taka(Vo)「よろしくお願いします」

 

■今日の取材は、『人生×僕=』がリリースされてからの2013年上半期を振り返るというものです。まずは、アリーナツアーが終わったあと、直近は何をやっていたのかを訊きたいなと思うんですけど。それぞれどうしてたの?

 

Ryota(B)「楽器隊はツアー終わってからは基本スタジオに入りつつ、僕はTomoyaと一緒に曲作りをずっとやってた感じでした」

 

■お、ポスト“Deeper Deeper”を目指して?

 

Ryota「(笑)“Deeper Deeper”とはまた違う感じの曲を作りたいなって言ってました」

 

■それは、この前までのツアーが終わったらそういうことをするんだって決めてたの?

 

Ryota「そうですね。みんなそれぞれがすぐさま曲を制作するって決めて。また僕らが何曲か作って、アルバムだったり、次のタイミングに活かせたらいいなっていうことで」

 

■RyotaとTomoyaは、ソングライティングのチームを結成したっていう感じなの?

 

Tomoya(Dr)「僕は、曲作りはひとりだと難しくて(笑)。でも“Deeper Deeper”もそうやけど、Ryotaとふたりだと作れるんですよね。だから今回も、ちょっとガッツリスタジオに入ってやるかってなって。TakaやToruも、それぞれで作ってましたし。……ツアー終わったあとも、フェスとかも結構あったし、そんな余韻に浸ることもなく、フェスモードに入りながら曲作りも同時進行でやっていってるって感じですね」

 

■で、肝心の曲作りの調子はどうですか?

 

Tomoya「……ま、ぼちぼち?(苦笑)」

 

■なんでRyotaを見るんだよ(笑)。

 

Ryota「いや、実はこの取材のあと、作った曲TakaとToruに初めて聴いてもらおうと思ってるんですよ。だからちょっとドキドキしてて、今(笑)」

 

■ということは、いい感じのものができたんだ。

(続きは本誌をチェック!)

text by 鹿野 淳

『MUSICA 9月号 Vol.77』