Posted on 2012.03.28 by MUSICA編集部

モーモールルギャバン、泣き笑いのロックが極まる!

『2012年4月号 Vol.60』 P117に掲載

ひと通りあちこちぶつかって、やっと自分の情けない部分もわかってきて。
それでも頑張らないといけないんだなっていうのがわかってきた頃にやるロックって、たぶんいい音なんじゃないかと思ったんです。

■タイトルの「若さを叫ぶ」って言葉通り、非常に青春感というか、若い人間が持ってる悶々とした感情と、だからこそこのバンドの一番センチメンタルな部分が凄く飛び散っていくような作品で。

ゲイリー・ビッチェ(Vo&Dr)「あはははは! そうですね(笑)。まぁ、若い内に等身大の自分を真空パックしておきたかった感じです。31歳で、若いとも言えるし、もう若くないとも言えるし……若いうちにはできなかったことができるようになってて、逆に歳食ったらできないことがたくさんあるだろうなっていうこともちょっとずつわかってきて。だから、ストレートなものを今作らなあかんかなってなんとなく漠然と思って、全曲歌モノでシンプルにいいものを作ろうっていう。そういうつもりで作りました」

ユコ・カティ(Key&Vo)「やっぱり26、27歳辺りの感覚と今の感覚って明らかに違ってる実感があって。もう30になるんですけど、今この歳で、気がつけば結構いろんなことが整理整頓されて見えるようになってて」……(続く)

Text by 寺田宏幸

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Posted on 2012.03.27 by MUSICA編集部

QUATTRO、起死回生の逆転劇が始まった!

『2012年4月号 Vol.60』 P128に掲載

ここ1年ぐらい、常に音楽に飢えてるんですよね。
たとえ音楽だけで飯を食えてなかったとしても自分達が音楽と共に生きたいなと思えることをやる、超根本的なところに曲を作るエネルギーが戻ってきてるんですよね

■アルバム、めちゃくちゃ素晴らしいっす!

「ありがとうございます(笑)」

■4枚目のアルバムでタイトルが『4』なんですけど、ある意味、<クアトロ>っていうセルフタイトルにも読めるような――。

「そうですね。一応、読みは<フォー>なんですけど(笑)、『QUATTRO』って名前のアルバムはファーストで2005年に出しちゃったんですよね。『間違ったな、今だったな』と思ったんですけど(笑)。別読みで『4』にしました」

■うん。それだけ自信があるのも納得だし、本当にクアトロっていうバンドの真価を示した作品だと思うんだけど。自分が聴いてまず思ったのは、フランスのロックバンド、フェニックスとかタヒチ80みたいな印象で。どこかいなたさとかガレージ感があるんだけど、すっげぇクールでお洒落に仕立て上げられてるっていう感じで。

「うん、そう感じてもらえると嬉しいです。基本的に今回はアーバンな感じというか――アーバンって言ってもアッパーに垢抜けた感じではなくて、トム・ウェイツみたいな、ちょっと夜景が思い浮かぶような部分を共有できてて。どの曲もそこに触れながら、自分の聴いてるものとか好きなものを取り入れながら曲にしていけたらいいねっていう感じで取り掛かっていったんです。そういうのが上手い具合に、今言ってくれたフェニックスとか、ちょっと洒落たネオン感みたいなのに繋がっていったと思うんですけど」……(続く)

Text by 寺田宏幸

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Posted on 2012.03.26 by MUSICA編集部

東京スカパラダイスオーケストラ、進歩し続けるトーキョースカの現在地

東京スカパラダイスオーケストラ、9人全員インタヴュー

『2012年4月号 Vol.60』 P122に掲載

「一歩一歩の積み重ねでしかないんだって。
スカパラの20年以上が、その証だよ」

■フルアルバムとしては2年ぶりなんですけど、ミニアルバムが3枚あったもので、あんまり久しぶりという感じがしないスカパラですが――僕の資料にはですね、“雑種性の高いワールドスカミュージアム”と手書きで書いてありまして。

北原雅彦(Tbn)「スカミュ~ジアム!」

一同「あざ~す!」

茂木欣一(Dr)「ミュージアム、いいねぇ!」

加藤隆志(G)「それ、そのままタイトルにすればよかったんじゃない?」

北原「いいですね、いい!! 次のアルバムでいいんじゃないですか? 『Ska Museum』で(笑)」

■その時を待ってます。まずは欣ちゃん、どう?

茂木「なんだろ? 凄い自由にできたような――『WORLD SKA SYMPHONY』ができたあとに、より自由になれるような気がするっていう話をした記憶があるんだけど。“水琴窟-SUIKINKUTSU-”を上原ひろみさんと作って以降の、よりみんなのダイナミクスやいろんな振れ幅が大きくなったという印象を上手く音で表現できたような気がしてるというか」

沖祐市(Key)「当たり前ですけど、みんなでいっせーのせ!で演奏してるんですけど、テイクとか選ぶのも迷いがどんどんなくなってきたかなっていう手応えがあって。なんかスカパラがわかってきた、かなり(笑)。まぁ、自分が見えてきたと言えば一番わかりやすいのかな。余計なところでプレッシャーに負けて、自分が出せないのが一番イヤじゃないですか? だから、そこの加減がかなり上手くなってきたって感じですかね」……(続く)

Text by 鹿野 淳

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Posted on 2012.03.23 by 有泉智子

くるりと韓国

チョイ読みでも記事上がってましたが、
3月2~4日@韓国にて、くるりのレコーディング潜入取材してきました。
なぜ韓国だったのか?どんな曲が生まれているのか?は
記事を読んで欲しいのですが、とても面白かった。
語弊を畏れずに言えば、
ここ何作かのくるりの中でも、もっともワクワクさせられるアルバムになりそう。
音楽的には、くるりらしいジャンルレス/ボーダーレス感を増しながら、
もっとダイレクトかつ強く本能/身体に訴えかけるような曲が生まれてました。

それにしれも、韓国に2泊したんだけど、両日共にサムギョプサルを食べた。
超美味しかったけど、凄くニンニクくさい人になってたと思う。
韓国の地下鉄って独特の匂いがして、私は「キムチの匂いかな?」とか思ってたんだけど、
岸田さんに「あれニンニクのの匂いやと思う」って言われて確かに!と思った。
韓国から帰ってきた日、そのままポリシックスのライヴに行ったんだけど、
私ニンニクくさかったのかなぁ……

写真は、岸田&佐藤にインタヴューしたカフェで、たまたまいたネコと(笑)。
誌面にも使ってるんだけど、この写真好き。

 

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.23 by MUSICA編集部

ねごと、決意の第2期スタートを告げる

『2012年4月号 Vol.60』 P99に掲載

“sharp ♯”は、情熱とか気持ちだけでつくってみたかったんです。
ちょっとしたフックになるものやひねくれ部分とかは一切要らないなって思えて。
それは今までで初めての試みでした

■ファーストアルバムの『ex Negoto』の後初めてのシングルになるんですが、どういうふうな経緯を経てアルバムからここに至ったのか、まずは聞かせてもらえますか?

蒼山「まず、この曲の演奏ができた時期が去年の7月くらいで。『ex Negoto』を出してすぐ、夏フェスにも出始めたぐらいの頃にもう原曲はできてたんですね」

■結構早かったんですね。

蒼山「はい。その後、9月から『ex~』のツアーがあって、全部歌詞が乗ったのが10月ぐらいで。で、今度は学園祭のツアーがあったりもして。ねごとにとっては凄く挑戦の日々で、積み上げられたものもたくさんあったんですね。でも、メンバー間でコミュニケーションが取れずに『これってねごとらしさなのかな?』って悩んだこともあったりして……そういう中で“sharp ♯”っていう曲はできてきたんです。だから、元々この曲ができた想いみたいなものは瑞紀が発端だったんですけど、バンドとしてはそういう背景の中でできた曲なんです。この曲を聴く時に、それを知って欲しいなと思ってて」……(続く)

Text by 寺田宏幸

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Posted on 2012.03.22 by MUSICA編集部

高橋優、その本性を改めて曝け出す

『2012年4月号 Vol.60』 P93に掲載

どんな格好してて、肌の色が違っても、家に帰ってきて風呂入る時は裸じゃないですか。そこまで立ち返った部分では、みんな一生懸命生きて、同じ最前線に立ってるんですよね。その、凄くそもそも論のところで、自分が歌を歌えていたらいいなと思います

■完成おめでとうございます。メジャー2枚目のアルバムですけど、音楽的には非常にヴァラエティ豊かになってるんだけど、詞の世界は今までよりもかなり照準の定まった作品になってるなって思ったんですけど。

「はい。僕も1枚目よりはヴァラエティに富みたかったっていうのがあって」

■1枚目の『リアルタイム・シンガーソングライター』は、自分の中で偏ったものだったの?

「ちょっと偏ってたと思うんです。去年の段階では自分のベストを出せたと思ってるんですけど、高橋優としてこれからを考えた時に、あのアルバムの方向だけでやっていくには息苦しい気がしてたんです。居心地がいいわけじゃないっていうか……今回のアルバムでいうところの“蓋”とか“気ままラブソング”、“一人暮らし”みたいな、ひとりを感じてちょっと寂しい部分だったりとか、とは言いつつもちょっとエロいこと考えてたりとか(笑)。いろいろシリアスなことを歌っておきながら、『あんまり今のこと興味ねぇや』っていう自分だったりとか、そういう表情もどんどん出していけたらいいなって思って」……(続く)

Text by 鹿野 淳

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Posted on 2012.03.21 by MUSICA編集部

EARTH×HEART LIVE 2012スペシャル対談  フィッシュマンズ茂木欣一×サカナクション山口一郎

『2012年4月号 Vol.60』 P49に掲載

この対談は、待望の共演イベントが実現することを祝福するべく実現したものである。バンド名が「さかなもの」であるというシャレもあるし、クラブシーンとロックシーンを自由に繋ぎながら明日のシーンへと先導するバンドとして、両者の役割は時代を超えて見事にシンクロしている。そんなフィッシュマンズとサカナクションのエンジン同士が語り尽くす対談である。
 

 ■念願のライヴコラボレーション、念願の対談だと思うんですけど。まずは後輩の一郎から、欣ちゃんとフィッシュマンズへの愛を語ってもらえますか?

山口一郎(サカナクション)「僕は高校の頃からずっとフィッシュマンズを聴いてきてるんですけど、僕の中でのフィッシュマンズって、『ザ・東京』っていうイメージなんですよね。東京の若者達ってこういう感じなんだろうなって思ってました。僕が初めてフィッシュマンズの曲で聴いたのが、“Go Go Round This World!”なんです。あの曲を聴いた時に、『誰だこの人達? 日本人なの?』って思ったし、『歌ってる人は女の人かな?』とも思ったし、とにかく衝撃で。当時僕もバンドやってて、日本のシーン、日本の音楽っていうものに馴染めなかったんですよ。でもフィッシュマンズのおかげで、『日本にもこんなに面白いことをやってる人達がいるし、それでシーンを確立してるんだな。東京って街は面白そうだな』って思って」

茂木欣一(フィッシュマンズ)「うわぁ~、すんごい光栄なことだよね」

■欣ちゃんにとって、サカナクションはどういう音楽なんですか?

茂木「最初に聴いたのは、スカパラの谷中さんが教えてくれたのがきっかけだったの。『サカナクションっていう面白いバンドがいてさ』って、僕にCDを聴かせてくれて。“ナイトフィッシングイズグッド”を聴いた時、『面白いことやってる人がいる!』と思って衝撃だったんですよ。(中略)僕もフィッシュマンズやってる時は、山口くんみたいに『日本のシーンの音って、もっと変わらないかな』って思いながらやってたところもあったから。だから、サカナクションの音は面白いなって思った。僕からすると、サカナクションこそが今、東京の色を塗り替えてる感じなんだよね」 (続く)


【イベント情報】
EARTH×HEART LIVE 2012 
2012年4月15日@さいたまスーパーアリーナ
出演:フィッシュマンズ(ゲストボーカル:の子、原田郁子) /サカナクション

Text by 鹿野 淳

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Posted on 2012.03.19 by MUSICA編集部

andymori、『光』の現状を追う!

『2012年4月号 Vol.60』 P60に掲載

ひとりで歌録りをしてたんだけど、それが上手く行かなくて……
やっぱり、自分はコミュニケーションしようとしてるんだなって思った。
作品を作り上げようっていうよりは、
音楽で繋がろうとしてるんだなっていうことが改めてわかりました

■表紙巻頭特集だった先月号の、まさに校了日という2月9日に、『光』の発売延期とレコーディングやり直しの連絡をもらって。

小山田壮平(Vo&G)「はい、本当にすみませんでした」

■いや、謝って欲しいわけじゃないから(笑)。ただ、発売日の1ヶ月前というタイミングで録り直しおよび発売延期を決定するのは本当に異例のことで。私のところにも、前号を読んでくれた読者から「延期は残念だけど、楽しみに待っています」という声をたくさんもらっています。まずはその人達のために、こうなった経緯を3人から話してもらえますか?

壮平「前号のインタヴューの時に話したんだけど、今回はずっと自宅で歌を録ってたんです」

■自分の部屋に防音室を入れて、そこでひとりで録ってたんですよね。

壮平「そう。自分で録音ボタンを押してひとりで録音してっていう形でやっていて。でも、そうやって録った歌が、とにかく全然グッとこなかったんですよね。でも発売日も迫ってるし、もう完成させなきゃ間に合わないっていうタイミングになっちゃったから、無理矢理これで完成だって納得して出そうかなと思ってたんだけど………ウチの社長がそうやって完成ってことになった『光』を聴いて、本音を言ってくれて」

■「歌が全然グッとこない、壮平は本当にこれでいいのか? ちゃんと自分の作品として愛せるのか?」って言われたんだよね。

壮平「うん。で、自分もまさにその通りだな、と思った。だから本当に迷ったんですけど、やっぱり歌を録り直したいっていう話をして。それで、発売を延期して、今やり直しをさせてもらっているという次第です」

■その決断は、全員いる場所で行われたの?

藤原 寛(B)「いや、いなかった。最終的なところを壮平と社長が話している間に、俺と健二はひと足先にスタジオに行って待ってて。で、壮平がやって来て、開口一番『発売は延びた。歌を録り直す』って。で、俺は『そうか』って言って」(続く)

Text by 有泉智子

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Posted on 2012.03.16 by 有泉智子

正解はこの方達でした!

以前の日記であげた「さて、このシルエットは誰でしょう?」。
正解はこのおふたりでした!

アジカンの後藤さんと潔さん。
誌面にはほかに4人カットや、喜多さんと山田さんの2ショットなんかも載ってます。
素敵でしょ?

ちなみに私のtwitterでも「誰でしょう?」やったんだけど、
正解はひとりでした。やっぱ当たらないものですねぇ。。
多かったのは、「サカナクション一郎さん?」。なるほど、髪型?

MUSICA4月号のアジカンインタヴューは
4月11日のニューシングル『踵で愛を打ち鳴らせ』について。
ただ、後藤さんとはリリースタイミングにかかわらず頻繁にインタヴューしてたのですが、
他のメンバーと取材するのは3.11以降初めて。というか『マジックディスク』以来。
後藤さんが「もう一度、アジカンとして世に打って出る」とギアを上げた時、
バンドとしてどのような過程を辿ってここに至っているのか。
その辺りも訊いた興味深いものになったと思います。
今、バンドはとてもよいモード。
シングルも誌面も、ぜひチェックしてください。

Text by 有泉智子

MUSICA4月号は3月15日発売!詳細はこちら

Posted on 2012.03.15 by MUSICA編集部

MUSICA4月号、本日発売です!!

というわけで発売になりました、MUSICA4月号。

表紙は[Champagne]、初めての表紙巻頭特集です!
写真もインタヴューもフルボリューム。
スタジオ&海辺で行ったフォトセッションに、メンバー4人全員で行ったアルバム『Schwarzenegger』全曲解説インタヴュー、そしてVo&G川上洋平のライフストーリーを振り返るインタヴューと、2本で総計45,000字にも上る言葉の嵐。
ぜひじっくり読んでください。

そのほかにも、
くるりの韓国REC密着、フィッシュマンズ・茂木欣一×サカナクション・山口一郎の特別対談、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONシングル全員インタヴュー、
version21.1 fourthレポート&フロントマン大座談会やandymori、光の現状を問う!などなど、
もりだくさんな内容となっています。
(詳細はこちら

ぜひチェックして、 ご意見・ご感想を送ってください!
Twitterの場合は、ハッシュタグ「#musicarocks」でお待ちしております!

ではラスト、表紙巻頭撮影中のメンバーをとらえた写真を1枚(撮影・有泉)。

MUSICA編集部

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