Posted on 2012.03.19 by MUSICA編集部

andymori、『光』の現状を追う!

『2012年4月号 Vol.60』 P60に掲載

ひとりで歌録りをしてたんだけど、それが上手く行かなくて……
やっぱり、自分はコミュニケーションしようとしてるんだなって思った。
作品を作り上げようっていうよりは、
音楽で繋がろうとしてるんだなっていうことが改めてわかりました

■表紙巻頭特集だった先月号の、まさに校了日という2月9日に、『光』の発売延期とレコーディングやり直しの連絡をもらって。

小山田壮平(Vo&G)「はい、本当にすみませんでした」

■いや、謝って欲しいわけじゃないから(笑)。ただ、発売日の1ヶ月前というタイミングで録り直しおよび発売延期を決定するのは本当に異例のことで。私のところにも、前号を読んでくれた読者から「延期は残念だけど、楽しみに待っています」という声をたくさんもらっています。まずはその人達のために、こうなった経緯を3人から話してもらえますか?

壮平「前号のインタヴューの時に話したんだけど、今回はずっと自宅で歌を録ってたんです」

■自分の部屋に防音室を入れて、そこでひとりで録ってたんですよね。

壮平「そう。自分で録音ボタンを押してひとりで録音してっていう形でやっていて。でも、そうやって録った歌が、とにかく全然グッとこなかったんですよね。でも発売日も迫ってるし、もう完成させなきゃ間に合わないっていうタイミングになっちゃったから、無理矢理これで完成だって納得して出そうかなと思ってたんだけど………ウチの社長がそうやって完成ってことになった『光』を聴いて、本音を言ってくれて」

■「歌が全然グッとこない、壮平は本当にこれでいいのか? ちゃんと自分の作品として愛せるのか?」って言われたんだよね。

壮平「うん。で、自分もまさにその通りだな、と思った。だから本当に迷ったんですけど、やっぱり歌を録り直したいっていう話をして。それで、発売を延期して、今やり直しをさせてもらっているという次第です」

■その決断は、全員いる場所で行われたの?

藤原 寛(B)「いや、いなかった。最終的なところを壮平と社長が話している間に、俺と健二はひと足先にスタジオに行って待ってて。で、壮平がやって来て、開口一番『発売は延びた。歌を録り直す』って。で、俺は『そうか』って言って」(続く)

Text by 有泉智子

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