Posted on 2012.03.26 by MUSICA編集部

東京スカパラダイスオーケストラ、進歩し続けるトーキョースカの現在地

東京スカパラダイスオーケストラ、9人全員インタヴュー

『2012年4月号 Vol.60』 P122に掲載

「一歩一歩の積み重ねでしかないんだって。
スカパラの20年以上が、その証だよ」

■フルアルバムとしては2年ぶりなんですけど、ミニアルバムが3枚あったもので、あんまり久しぶりという感じがしないスカパラですが――僕の資料にはですね、“雑種性の高いワールドスカミュージアム”と手書きで書いてありまして。

北原雅彦(Tbn)「スカミュ~ジアム!」

一同「あざ~す!」

茂木欣一(Dr)「ミュージアム、いいねぇ!」

加藤隆志(G)「それ、そのままタイトルにすればよかったんじゃない?」

北原「いいですね、いい!! 次のアルバムでいいんじゃないですか? 『Ska Museum』で(笑)」

■その時を待ってます。まずは欣ちゃん、どう?

茂木「なんだろ? 凄い自由にできたような――『WORLD SKA SYMPHONY』ができたあとに、より自由になれるような気がするっていう話をした記憶があるんだけど。“水琴窟-SUIKINKUTSU-”を上原ひろみさんと作って以降の、よりみんなのダイナミクスやいろんな振れ幅が大きくなったという印象を上手く音で表現できたような気がしてるというか」

沖祐市(Key)「当たり前ですけど、みんなでいっせーのせ!で演奏してるんですけど、テイクとか選ぶのも迷いがどんどんなくなってきたかなっていう手応えがあって。なんかスカパラがわかってきた、かなり(笑)。まぁ、自分が見えてきたと言えば一番わかりやすいのかな。余計なところでプレッシャーに負けて、自分が出せないのが一番イヤじゃないですか? だから、そこの加減がかなり上手くなってきたって感じですかね」……(続く)

Text by 鹿野 淳

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