Posted on 2012.03.27 by MUSICA編集部

QUATTRO、起死回生の逆転劇が始まった!

『2012年4月号 Vol.60』 P128に掲載

ここ1年ぐらい、常に音楽に飢えてるんですよね。
たとえ音楽だけで飯を食えてなかったとしても自分達が音楽と共に生きたいなと思えることをやる、超根本的なところに曲を作るエネルギーが戻ってきてるんですよね

■アルバム、めちゃくちゃ素晴らしいっす!

「ありがとうございます(笑)」

■4枚目のアルバムでタイトルが『4』なんですけど、ある意味、<クアトロ>っていうセルフタイトルにも読めるような――。

「そうですね。一応、読みは<フォー>なんですけど(笑)、『QUATTRO』って名前のアルバムはファーストで2005年に出しちゃったんですよね。『間違ったな、今だったな』と思ったんですけど(笑)。別読みで『4』にしました」

■うん。それだけ自信があるのも納得だし、本当にクアトロっていうバンドの真価を示した作品だと思うんだけど。自分が聴いてまず思ったのは、フランスのロックバンド、フェニックスとかタヒチ80みたいな印象で。どこかいなたさとかガレージ感があるんだけど、すっげぇクールでお洒落に仕立て上げられてるっていう感じで。

「うん、そう感じてもらえると嬉しいです。基本的に今回はアーバンな感じというか――アーバンって言ってもアッパーに垢抜けた感じではなくて、トム・ウェイツみたいな、ちょっと夜景が思い浮かぶような部分を共有できてて。どの曲もそこに触れながら、自分の聴いてるものとか好きなものを取り入れながら曲にしていけたらいいねっていう感じで取り掛かっていったんです。そういうのが上手い具合に、今言ってくれたフェニックスとか、ちょっと洒落たネオン感みたいなのに繋がっていったと思うんですけど」……(続く)

Text by 寺田宏幸

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