Posted on 2012.03.22 by MUSICA編集部

高橋優、その本性を改めて曝け出す

『2012年4月号 Vol.60』 P93に掲載

どんな格好してて、肌の色が違っても、家に帰ってきて風呂入る時は裸じゃないですか。そこまで立ち返った部分では、みんな一生懸命生きて、同じ最前線に立ってるんですよね。その、凄くそもそも論のところで、自分が歌を歌えていたらいいなと思います

■完成おめでとうございます。メジャー2枚目のアルバムですけど、音楽的には非常にヴァラエティ豊かになってるんだけど、詞の世界は今までよりもかなり照準の定まった作品になってるなって思ったんですけど。

「はい。僕も1枚目よりはヴァラエティに富みたかったっていうのがあって」

■1枚目の『リアルタイム・シンガーソングライター』は、自分の中で偏ったものだったの?

「ちょっと偏ってたと思うんです。去年の段階では自分のベストを出せたと思ってるんですけど、高橋優としてこれからを考えた時に、あのアルバムの方向だけでやっていくには息苦しい気がしてたんです。居心地がいいわけじゃないっていうか……今回のアルバムでいうところの“蓋”とか“気ままラブソング”、“一人暮らし”みたいな、ひとりを感じてちょっと寂しい部分だったりとか、とは言いつつもちょっとエロいこと考えてたりとか(笑)。いろいろシリアスなことを歌っておきながら、『あんまり今のこと興味ねぇや』っていう自分だったりとか、そういう表情もどんどん出していけたらいいなって思って」……(続く)

Text by 鹿野 淳

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