Posted on 2012.03.15 by MUSICA編集部

[Champagne]川上洋平:ライフストーリー

■一番最初の音楽の記憶って、どういうものですか?

「ちゃんと音楽だって認識して聴いたのは、たぶんアニメの主題歌とかですね」

■何歳ぐらいの時?

「幼稚園の時。『ちびまる子ちゃん』とか『ムーミン』とか、アニメじゃないけど『ウルトラマン』とかいろいろ観てたんですけど、番組自体よりも主題歌のほうが俺にとっては重要で。頑張って覚えて、ずっと歌ってましたね。幼稚園のお遊戯会で紙芝居を作ったんですど、その時もちゃんと主題歌から流しましたからね。他の子達の紙芝居は『ウルトラマンがやってきました』とかで始まるのに、俺のはちゃんと『ウルトラマン』っていうタイトルのところで『♪タンタタタターン』って鳴って曲が流れるっていう(笑)。むしろ、物語よりもその部分に力を注いでた。ま、見てるほうはポカーンでしたけど(笑)」

■それって自分で歌ってたの?

「いや、歌わなかったです。歌うのは好きだったんですけど、人前で歌うのは恥ずかしくてダメで。だから紙芝居の時も自分では歌わずに、録音しておいた主題歌を流したんですけど」

■日常的に音楽が鳴ってる家庭だったんですか?

「鳴ってましたね。兄貴はロック好きだったし、姉貴もカラオケ大好きだったし。親父はそんなに音楽聴かないんですけど、母親は歌謡曲とか結構聴いてたし……とりあえず、常に音は鳴ってたような気がします」(続く)

Text by 有泉智子

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