Posted on 2012.04.18 by MUSICA編集部

BUMP OF CHICKEN アリーナツアー密着連載第1弾! ~幕張編

『2012年5月号 Vol.61』 P34に掲載

4月6日(金) 幕張メッセ
「GOLD GLIDER TOUR」ゲネプロ日

12時半、幕張メッセに入る。
まず目に飛び込んで来たのは、鋭いLED画面からの光。この光を浴びただけで、1月までの“GOOD GLIDER TOUR”とは世界観が違うんだなぁということがダイレクトに体に伝わる。音の質感もそう。オープニングのSEのチェックがちょうど行われていたが、千切れそうなほど繊細な音とメロディが、大きなスケール感と圧力をもったサウンドとして心を貫く。言うならば、小さな心の音色が大きく羽ばたいていく感じ。こういう大きなスケールのライヴになると、このスケール感なりの世界観と奇跡をきっちり描き出せる。あらためてそれがバンプ・オブ・チキンの素晴らしさだし、彼らが長年築き続けているスタッフワークの成せる技だと感じる。
楽屋に入ると、升以外の3人が迎えてくれた。去年からの“GOOD GLIDER TOUR”の初日・SHIBUYA-AXの時のようなガチガチな感じはまるでなく、とてもリラックスしている。まあゲネプロで緊張されても困るが、ゲネプロだろうが本番だろうが、そういうことでテンションが変わるバンドではないので、今は調子がいいことが伝わってきた。……(続きは本誌をチェック!)

Text by 鹿野 淳

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Posted on 2012.04.17 by MUSICA編集部

エレファントカシマシ、レコーディングに初潜入!

『2012年5月号 Vol.61』 P24に掲載

画期的企画、初の実現!
未だかつてなかった、禁断のレコーディングに初密着!!
言葉を失う圧巻の歌入れ、鉄壁のバンドシップ。
30年続くバンドのすべてがそこにはあった!!!

12時15分にスタジオに入ると、既に3人は来ていて、宮本も駐車場に車を停めているところだった。昨日は深夜までこの日レコーディングする曲のアンサンブルを詰めたプリプロをしていたようでみんな少々寝不足らしいが、イシくんを始め、みんな表情に張りがある。つまり、レコーディングがとても順調なことが伝わってくる。
録音ブース内でのメンバーが三者三様でとても面白い。トミはひたすら淡々と同じリズムを丁寧に刻み続け、成ちゃんはどっしり椅子に座って微動だにせず、そしてイシくんはとにかく慌ただしく動き回って、ジャンパーから何かを取り出したり、コードを繋いだり、ただただ焦ったりしている。もう本当にみんなが知っているそれぞれのキャラクター通りのまんま、スタジオにいる。……(続きは本誌をチェック!)

Text by 鹿野 淳

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Posted on 2012.04.16 by MUSICA編集部

エレファントカシマシ・宮本浩次 『大地のシンフォニー/約束』インタヴュー

『2012年5月号 Vol.61』 P18に掲載

エレファントカシマシとしても、宮本浩次としても、
既得権益じゃないけれども、自分のやり方みたいなものがすでにあって。
でも、本心ではその既得権益を超えた世界を味わいたいと凄く望んでるんです

■4ヶ月ぶりのインタヴューなんですが、割と近々に新しい楽曲に出会えて嬉しく思ってます。今回のシングル『大地のシンフォニー/約束』は、本当に素晴らしい。特に“大地のシンフォニー”は頭の中が塗り替わっていく衝動を覚えましたよ。

「ああ、そうですか! ありがとうございます」

■前回の『ワインディングロード/東京からまんまで宇宙』は、ロックバンドっていうものがモチーフになっていたように聴こえたし、リフから作っていったように聴こえるシングルだったと思うんです。でも今回はそれとは真逆の、アコギで弾き語りで作られたんじゃないかと思うような、そして宮本さんの歌への想いが全面に溢れ出したようなシングルだと思ったんですけど。

「これ、2曲とも凄くお気に入りでね。俺、ほんっっっとに曲を作るのが好きなんですよ。好きっていうか、くつろぐっていうか……もう自分がリラックスできるのって、夜に車に乗って首都高をグルッと1周する時か、あとは電車に乗ってる時か、曲作ってる時だけなんですよね」 

■それはつまり、自分らしくあれる時ってこと?

「そうです。で、この“大地のシンフォニー”と“約束”は、いっぱい曲がある中でもお気に入りだったんです。ほら、前に鹿野さんに“脱コミュニケーション”のデモ聴いてもらったりしましたけど、ああいうふうにしてデモがいっぱいあるんですよ。で、その中でも特にメロディが凄く好きな曲がこれで。だからドラムとベースとギターも入れてデモをちゃんと作ってたんです。“約束”のほうはスタジオでバンドでみんなでやってたヴァージョンとかもあったりして。で、今回、最終的にYANAGIMAN(プロデューサー)と一緒にやることによってグッと歌に寄っていくものになったなぁと思いますね。YANAGIMANってね、本当に熱心な人なんですよ。もう50歳くらいなんだけど、その……まぁ年上の人に言うのもなんだけど、頑張り屋さんっていうか、凄い一生懸命なんです。そういうところが僕は凄く共感するんです」……(続きは本誌をチェック!)

Text by 鹿野 淳

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