Posted on 2012.05.02 by MUSICA編集部

クリープハイプ、遂にその圧倒的なロックの本性が露わに!

『2012年5月号 Vol.61』 P99に掲載

「そんなこと言ってもしょうがないでしょ」ってみんな言ってることを、
感動するメロディに乗せて、人を巻き込んで演奏するっていうことは、
凄い特別なことだと思うんです

■いよいよメジャーデビューっていうことなんですけど、このアルバムは、これまで以上に多くの人に自分達の音楽を届けていこうっていう気概に溢れた作品になってますよね。やっぱり、思うところは大きいですか?

「そうですね。メンバーが自分ひとりになったりして、活動が上手くいってなかった時期があった分、(メジャーに対して)憧れもあったし、コンプレックスもあったので。出てきて何年かですぐに認められてデビューする若いバンドも見てきたし、特に最近って、そういうバンドが多い傾向があるなと思ってて。そこに対して悔しいというか、負けたくないっていう気持ちが凄くありましたね。でも、前回の『待ちくたびれて朝がくる』を作れて、今まで以上に反応もあったし、このままこの形で伝えていけるなっていう自信もついたので。人に伝えていけるやり方がわかったというか」

■コンプレックスがあったっておっしゃいましたけど、尾崎さんって、野心が凄く強い方だと思うんですよ。

「はい」

■他のバンドに対する悔しいっていう気持ちも、決して隠さないですよね。その野心の大きさって、どうして生まれてきたものなんですか?

「物事を斜めから見る癖があるし、視点が人と違うんですよ。根本的に人とズレてるなっていうのは、最近、特に感じていて。常に負けてる状態から相手と対峙するというか。そういう人との接し方で今までやってきたっていうのが大きいと思います」……(続きは本誌をチェック!)

Text by 天野史彬

『2012年5月号 Vol.61』のご購入はこちら