Posted on 2012.08.13 by MUSICA編集部

THE DEEP STORY OF ONE OKE ROCK-#2 Ryota 新世代のカリスマバンド、ONE OK ROCK 初の全員個別インタヴューにて、今に至る軌跡を徹底的に紐解く決定版大特集!!

Takaが一度「辞める」って言い出したことがあったんですけど、その時も何とか繋ぎ止めました。
俺、このバンドだけは壊さないようにします、何があっても。
このバンドが壊れたら、たぶん俺が壊れてしまうから

MUSICA9月号 P.28に掲載

■まずは、Ryotaにとって「Ryota」っていう人はどんな人だと思いますか?

「俺っていう人? うーん……昔から『やる』って決めたら何でも最後までやってたタイプですね。自分のやりたいことは何があっても絶対やるっていう人。自分の中で1回やるって決めたことはちゃんとやり遂げないと、ずっとムズムズするんですよ。負けず嫌いでもあるし……だからベースもToruにベース渡された時からずーっと練習してます。練習しないとバンドに残れないとも思ってるし、今も。俺、すぐクビになると思ってたんで」

■どうして?

「一番初めにスタジオに入った時、俺だけなんもできなくて。他のメンバーはずっと前から楽器触ってたし、俺が一番年下だったし、『このままだと普通にメンバーチェンジさせられる可能性あるかも』って思ったんですよね。そこからもう必死に練習したんですけど」

■バンド始めるまでは、どういう気持ちで生きていたんですか。

「俺、Toruにバンド誘われるまでロックも聴いたことなくて、ヒップホップをめっちゃ聴いてたんですよ。体動かすことが好きで、ダンスをずっとしてたんで。仕事としてもやってたし、ずっとダンサーになるんだと思ってたんですけど」

■子供の頃からそう思ってたの?

「そうですね。幼稚園の時から、本っ当に毎日ダンスしかやってなかった(笑)。学校終わるとスクール行って練習して……っていうのを幼稚園から中学までずーっと続けてて。でも、中学になって『この先、俺は何をしていくのかな?』って考えた時に、『ダンサーやって……で、どうなるんだろう?』っていうハテナが出てきたんですよね。しかも、たまたまその頃ずっと活動してた(ダンスの)グループが解散になって、考える時間もできて。で、Toruとどうしようか?って悩んでたんですけど……Toruは昔からギターとかに興味があったから、その時すでにエレキ買ってバ~ッと弾いてて。俺はそれ見ながら『へぇ、頑張って弾いてんなぁ』とか思ってたんですけど(笑)」

■Ryota自身はそこに興味なかったんだ?

「全然なかったですね(笑)。で、(ダンスの)グループが解散になった時に、Toruから急に『バンドしたい』って言われて。………今でもめちゃめちゃ覚えてるんですけど、寮で寝てたらToruにいきなり起こされて、『Ryota、バンド組もうや』って言われて。もう眠いし、『何言ってんの?』って感じで全っ然意味わかんなくて」

(続きは本誌をチェック!)

text by 鹿野 淳

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