Posted on 2012.08.13 by MUSICA編集部

THE DEEP STORY OF ONE OK ROCK-#1 Taka 新世代のカリスマバンド、ONE OK ROCK 初の全員個別インタヴューにて、今に至る軌跡を徹底的に紐解く決定版大特集!!

俺の何をわかって俺と話してるんだ?って、ずっと思ってました。
自分の名前よりも先に「森さんの息子さん」って紹介されて悔しいとか、
見た目だけで判断してほしくないっていう気持ちが常にあって。
いつかはそれをひっくり返してやりたくてバンドを始めたんです

MUSICA9月号 P.14に掲載

■まず初めに、Takaにとって「ONE OK ROCKのTaka」という存在がどういう人間なのか、教えてください。

「僕にとって僕は……バンドに救われた人、かな。たぶんバンドをやっていなかったら、ただのどうしようもない奴だったと思うので。上手いことバンドに救われて、今になって生まれて初めて、物事が順調に進んでいる感じですかね」

■バンドに救われたっていうのは、自分自身のことを理解したり、コントロールしたりするのが難しい自分がいて、それができるようになったってこと?

「そうですね。思ったことをすぐ口に出したくなるというか、基本的にあまりスマートな人間ではないので(笑)」

■自分の中で「そんなこと言わなきゃいいじゃん」とか「考えなきゃいいじゃん」みたいなことをどうしてもやっちゃうんだ?

「直で入ってくるんですよね。アンプ直結(笑)。心身ともにエフェクターがないので、常に直結なんです。解釈して出すっていうのができないんですよね」

■それはヤバいね。社会不適応の99%はそれだからね。

「だんだんできるようにはなってきたんですけどね(笑)。でもそれは自分でもどうしようもなかった。バンドがいろいろ俺に教えてくれるんです。どうしても溜め込んでると壊れちゃうっていうか。自分がバンドマンとかヴォーカルとして存在しているからこそ、そういうことを理解してくれる人が周りで一緒にいてくれる感じがするので。バンドをやっていなかったら、ただのバカだったような気がします」

■じゃあ、今はそういうことも含めて、音楽を作ったりフロントマンになれる才能を持っている自分に感謝してるというか。

「まぁ、自分がフロントマンとしていいかどうかはわからないですけど……でも、このバンドの世界で自由に楽しく戦っていける気持ちはあるので。それは、持って生まれてこられたことに感謝してますね」

(続きは本誌をチェック!)

text by 鹿野 淳

『2012年9月号 Vol.65』のご購入はこちら