Posted on 2013.01.15 by MUSICA編集部

星野源、愛を込めて待つ

本来この号は、星野源のサードアルバム完成を祝した表紙巻頭特集号で、どこよりも早く、どこよりもディープにアルバム完成インタヴューを行いながら、星野の2013年の大飛躍を宣言する号となる予定でした。
けれど、2012年の12月22日。
星野源がくも膜下出血を患い、手術を受けたこと。
順調に回復を果たしているが、治療/回復のためにしばらく休養期間に入ること――
そんなまったく予期していなかった報せが、オフィシャルサイトから発表されました。
ご存知の通り、この報せは多くの人達に衝撃を与え、星野の身を心配する声と、焦ることなくゆっくり治して元気に帰ってきて欲しいという切実な願いが、世に溢れました。
私達MUSICA編集部も、まったく同じ気持ちでした。
そしてアルバム制作の中断とリリースの延期が決断されたこと、
何より星野への取材が不可能であるし、やるべきではない時期であることを考え、一度は表紙巻頭特集を延期することを決めました。
けれど、様々なことを熟考した結果、
2013年一発目の表紙巻頭特集は、変わらず星野源で行くことにしました。
この決断に至った理由はシンプルです。1月7日にオフィシャルサイトで発表されたように、星野さんが無事に退院も果たし、非常に順調な回復を果たしていること。
休養直前までアルバム・レコーディングは順調に進んでおり、
その中から4曲の新曲を聴かせてもらうことができたこと。
何よりも、こんな時だからこそ、星野源というアーティストをきっちりと語りたいし、そして、星野さんに心からのエールを送りたいということ――。
よって、ここに激励特集「星野源、愛を込めて待つ」を送ります。
次なるアルバムへ向けてレコーディングされた新曲4曲を試聴&レヴュー、星野本人からの最新メッセージ、そしてここまでを総括する超ロング星野源論と、ロングコラム。
盟友にして親友・サカナクション山口一郎からのメッセージ――。
退院祝福と完全回復の願いを込めた、入魂の特集です。
星野さん、愛を込めて、ゆっくりと待ってますよ!

text by 有泉智子

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