Posted on 2013.02.15 by MUSICA編集部

MAN WITH A MISSION、2013年さらに化けるオオカミ集団に肉薄する

猛速で日本列島攻略を続けるオオカミ達が、
2013年の命運を一気にキメにきた――
人間以外で初の武道館公演決定と共に放つ
超鉄板シングル『Emotions』。
獰猛なエナジーの裏にあるロックへの鋭い批評眼、
一筋縄では行かない確信犯の頭脳に迫る

『MUSICA 3月号 Vol.71』P52に掲載

■こうやってロングインタヴューをするのは、MUSICAでは初めてなんですよ。

「オー、イェス!」

■というわけで、今日はバンド哲学なども含め、根本的なところから話を伺えればと思ってます。

「ヨロシクオ願イシマス!」

■まずは、2月20日にニューシングルがリリースされますが、これはもう、初の武道館公演も決定してる中で非常に「攻め」のシングルを切ってきたなという印象なんですけれども。

「オッ、アリガトウゴザイマス!」

■特に表題曲の“Emotions”はエモさ、アグレッシヴさ、ドラマチックさっていう3つの要素をそれぞれに押し進めながらひとつの楽曲の中に共存させた、かなりの鉄板ソングですよね。2曲目、3曲目の振り幅も含め、MWAMとしてさらに世の中に攻め込んでいこうという姿勢が明確に見えるんですけど。ご自分ではこのシングルについてどんな位置づけをされてますか?

「今、私ガ言イタイコトノホトンドヲ言ッテイタダイタヨウナ気ガスルンデスケド(笑)。マズ表題曲ハ、オッシャル通リ、ヨリドラマチックナモノヲ強クメザシマシタネ。音ヲ聴クコトデ、視覚的ニモ明確ナモノガ見エテクルヨウナ、ソウイウアプローチヲ心掛ケマシタ」

■音色にしても展開にしても、エモーショナルかつスケールが大きな景色を誘発していくフックが見事に盛り込まれてますよね。音から立ち上がるイメージが非常に鮮烈といいますか。

「ソウデスネ、オッシャル通リダト思イマス。特ニ音トイウコトデハ、以前トハレコーディングノ形態ソノモノヲ変エマシタノデ、ヨリ鮮明ニナッタノハソコガカナリ起因シテイルト思イマス」

■レコーディングの形態を変えたというと?

「エンジニアサンモ、ギターテック、ベーステックトイッタ方々モ、音周リヲ録ッテクダサル方々ガ全員替ワリマシテ。簡単ニ言ウト、以前ハPCデ音色ヲカナリ作ッテタンデスケド、ソレヲ一切ゼロニシテ、スベテ生音デコノ音色ヲ鳴ラシタンデス。ソノタメノ専門的ナチームト一緒ニヤッテ」

■音像がここまで解像度高く、ダイナミックになったのはその成果なんですね。音自体のパワーと表現力が上がってますもんね。

「オー、イェスイェス! ココモ挑戦ノヒトツダッタノデ、ソウ感ジテクレテ嬉シイデス!!」

■で、2曲目の“Take What U Want”は、ホルモン以降のこの国のラウドロックの個性と面白さをMWAM流に昇華した曲であり、そして3曲目の“アカツキ”は、ロックリスナー云々を超えて万人にアプローチする壮大なポップアンセムで。この辺の幅の広さに、MWAMの業の深さを感じるんですけれども。

「イェス! 我々MWAMハ、曲数ガ多カロウガ少ナカロウガ、1枚ノ作品デMWAMノ世界観ノホボスベテヲ網羅デキルヨウナ作品ヲ必ズ完結サセルトイウノガ元々モットーノヒトツデモアリマスノデ。ソウイッタ意味デハ、攻メノ姿勢ヲ打チ出シツツ、我々ノ本質的ナ姿勢ソノモノヲ忠実ニ具現化デキタ作品ニナッタト思イマス」

■おっしゃる通り、一番最初のミニアルバムからずっとラウド/パンクからポップまで幅広い楽曲を盛り込んでらっしゃいますけど、これはどういう考えから始まってるんですか?

「僭越ナガラ根本的ナオ話ヲサセテイタダキマスト、我々自体ガ、モチロン特化シテ好キナジャンルトイウモノハ当然アルンデスガ、音楽ソノモノガ非常ニ好キデ。何カヒトツニ絞レト言ワレテモ、逆ニソッチノホウガ難シイト言イマスカ。ソモソモ音楽ソノモノガ―――」

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

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