Posted on 2012.09.19 by MUSICA編集部

AIR JAM 2012

9月15日、16日と、

国営みちのく杜の湖畔公園「風の草原」

で行われたAIR JAM 2012に行ってきました。

 

AIR JAM 2000の時、僕はまだライヴを知らぬ子供で、

PIZZA OF DEATHからリリースされたVHSをデッキに突っ込んでは、テレビにかじりつくだけでした。

Hi-STANDARD、BRAHMAN、KEMURI、HUSKING BEE、bloodthirsty butchers……

「音楽ってスゲぇ!」と初めて思った、あの衝撃は今でも忘れられません。

 

オーディエンスにとって念願の東北での開催であること、

そしてバンドマン達にとっても念願のステージであること。

念願と念願が重なって生まれる凄まじいモッシュピットの中で、

「夢みたいだ」と口にするお客さんが多かったのが印象的でした。

 

KEMURIやHUSKING BEEの帰還があり、

新たな面々が力を持ち寄って生まれたドデカいパワーがあり、

12年前とはガラリとメンツが変わりながらも、

やっぱりAIR JAMはAIR JAMで。

Hi-STANDARDのSEが鳴った瞬間の、

10代と思わしき人も20代前半と思わしき人も

いわゆるAIR JAM世代と呼ばれる30歳周辺の人も

赤ちゃんを抱えたお母さんお父さんも

会場で出会った現地の方々も

そこにいる人々のエネルギーがグワアアアアアアアアアアと

一点に集束されていくような感じは、

12年前に観た千葉マリンスタジアムの映像と変わらなくて、

鳥肌と拳と足と頭と、胸の高鳴りがまったく止まらず。でした。

 

ということで、あの2日間が夢でもなんでもなく、

悲しみも飛び越えていく希望がこれでもかと鳴ったものであったことを、

次号MUSICAに記します。もちろん写真もドンと。

待っていてください。

text by 矢島大地