Posted on 2013.01.17 by 有泉智子

MUSICA2月号発売しました!

 

星野源が表紙巻頭のMUSICA2月号、
大好評で売れているようです。ありがとうございます!
編集の都合で発売日1日遅れてしまい、
お待たせしてしまって本当に申し訳ありませんでした。
 
今回の号は、結果的に、生きるということを凄く考えさせられる号になりました。
生命というのは永遠ではないということ。
そして、どんなに健康であっても、常に死と隣り合わせに今日という日が在るということ。
明日を迎えることができるということは、それ自体が小さな奇跡なのだということ。
だから日々、悔いのないように生き切らねばならないということ。
…….当たり前のことなんだけどね、でも、それを当たり前に実感し続けることは難しい。
震災もそうでしたが、今月号を作る中で起こった出来事によって
改めて、そんなことを痛感しながら、この号を作りました。  
BOOM BOOM SATELLITESのインタヴューの中で、川島さんから出てきた
「『本当に今日俺は全部をやり切ったのか?』っていうことは
 (中野と)いつも話してた」という言葉、
同じく中野さんの、
「ちょっとやそっとじゃ(音楽もバンドも)辞めたくない。
『お前まだ今日も起きれるんだ、歩けるんだ、声も出るんだ。じゃあ何やるか考えようぜ』
 って……そうやって生きていくんだと思う。
 生を受けてる限り、自分が何かを奏でる道具を持っている限り、
 何か見出していくためにその場を与えられてるって思ったっていいじゃねえかって、俺は思うから」
という言葉。
そして、無事に退院した星野さんからのメッセージにあった、
「飯はうまいし、音楽は面白いし、太陽が嬉しいです」という言葉。

読んでください。
読んでくれたら、きっと伝わると思うから。

いつもと同じ気持ちで作ろうとしたけれど、
やっぱり、いつもとは違う特別な号になりました。
このMUSICAが、あなたにちゃんと届くといいな。
そして願わくは、もう二度と、こんなトピックと共にMUSICAを作ることはありませんように。
アーティストのみなさん、お願いだから、体にだけは気をつけてください。

最後に。

Pay money To my PainのKさん、
心からご冥福をお祈りします。
音楽ももちろんだけど、取材に伺ったウチの新人を懐深く迎え、
真剣勝負な対話を繰り広げてくれて、ありがとうございました。
アイツはあの取材で、とても成長したんですよ。
あまりにも突然で、あまりにも早過ぎるけど、
どうか安らかに。向こうでも歌っていてください。

                             (有泉智子)