Posted on 2012.06.14 by MUSICA編集部

星野源、初の表紙巻頭大特集! 時代を導くポップアンセム誕生を祝し、その魅力に全方位で迫る

『MUSICA 7月号 Vol.63』P12に掲載

自分を越えたかったんです。自分の中にある上限ラインを壊したかったし、
みんなが思ってる「星野 源ってこういうものだろう」っていうイメージも壊したかった。
そうしないと、もう先がなかったんですよね

“夢の外へ”、これは本っ当に素晴らしい名曲が生まれましたね!

「やったー! ありがとうございます!」

 今回、初めての表紙巻頭特集にあたって、「新しい星野 源、新しい僕らの歌、新しいポップの金字塔」というコピーをつけたんですけど――。

「嬉しいです。自分ではまだそこまで考えられてないですけど、でも自分の中で、今までの自分を超えられたという気持ちは凄くあります。そこはほんと、凄い超えたかったところなんですよ。で、ちゃんと超えようと挑戦した上で超えられた感じがして……だからでき上がった時は本当に嬉しかった。とにかく『やったぜ!』みたいな感じがあって。レコーディング終わって、珍しく打ち上げ行きましたもん。みんなで寿司を食べに行きました」

 それくらい達成感があった、と。

「ありましたね。実際にこうやって聴いてくれて喜んでくれる人がいて、しかも表紙で特集してくれるっていう――ほんと、MUSICAの表紙に載りたいねってずっと前からスタッフと話してたんですよ。ありがとうございます!」

 こちらこそ、です。“夢の外へ”を聴いた瞬間に、これはとんでもないことになると編集部で盛り上がって。ただ、実は私、去年の暮れくらいにCM用に録った30秒くらいのバージョンを聴かせてもらっていたんですけど、その時の印象はここまでではなかったんですよ。もちろんいい曲だなぁとは思ったんですが、とはいえ、“フィルム”で開いた扉の延長にある曲だなという印象だったんです。でも、実際に完パケした楽曲は、もうレベルというか、ステージが全然違う印象があって。

「そうですね。あそこからかなり頑張りましたね。正直、凄くしんどかったですね(笑)。去年の年末くらいにCM用に録音した1曲っていうのがあって、“フィルム”の頃に聴いてもらったっていうのはそれだと思うんですけど。単純に、今CMで流れてる部分以外が全然納得いかなかったんです。あの部分は自分でも納得がいってたんですけど、それ以外のところはもっと何かあるんじゃないかな、もっといけるんじゃないかなと思って。で、まだリリースまで随分時間があるっていうスケジュールだったから、じっくり考えたいなと思って。それで、結構ギリギリまで待ってもらって――」
(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

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