Posted on 2012.06.23 by MUSICA編集部

ドレスコーズ、再び燃え始めたロックンロールへのロマン

バンド組むなら世界一。
それ以外はもういいって思ってました。
その世界一のロックンロールを始めようって言って、メンバーを迎えに行きました

志磨遼平(Vo)「お久しぶりです。武道館以来ですよね? お話できるのを楽しみにしてきたんですよ」

■こちらも聞きたいことはたくさんあるんで(笑)。よろしくお願いします。

志磨&丸山康太(G)「よろしくお願いします」

■新しいシングルは、まさに毛皮のマリーズができなかったことを明確にやれた楽曲が並んでるなぁと思うんですけど――。

志磨「ありがとうございます(笑)」

■このシングルの紙資料にも、楽曲のセルフライナーと共にこのバンドの成り立ちは書いてあって。まず去年の12月31日の24時をもってマリーズが解散となって、年が明けた10分後に丸山さんと菅(大智/Dr)さんと3人で高円寺のUFOクラブのステージに立ったところからドレスコーズは始まったわけですよね。

志磨「うん、そうですね」

■それからベースを探す中で山中(治雄/B)さんが加入して、ずっと4人でスタジオに入ってセッションの日々が続いている、と。ざっくり経過だけを追うとそういう感じなんですけど、この文章だったり、既に出ている志磨さんの発言なんかを見ていると、なんとなく丸山さんと去年の夏に出会ったとこからこのバンドは始まってるような気がして。それで今日はおふたりにお越しいただいたんですけど。

志磨「そうですね。元々一番最初に会ったのは、毛皮のマリーズ組んでまだ1年ぐらいの頃で。その時仲よかったピンクグループっていうバンドに途中で入ったのが彼で。もう7、8年ぐらい前ですけど。元いたギタリストの最後のステージに彼が乱入して、その彼からギターを奪うという形で交代劇っちゅうのがありまして。非常に感銘を受けて。ちょうどそのあとピンクグループと毛皮のマリーズで一緒にツアーを周ることが決まってたんですよ。彼がそうやって入ってから、たぶん1、2週間ぐらいかな。で、車の中とかずっと話をしてたんですけど、凄く好きなものが似てて」(…………続きは本誌をチェック!)

text by 寺田宏幸

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