Posted on 2013.05.30 by 有泉智子

bloodthirsty butchers吉村さん、ご冥福をお祈りします。

bloodthirsty butchersの吉村秀樹さんが急性心不全で亡くなりました。
享年46歳。あまりにも唐突で、そしてあまりにも早過ぎる。

私がブッチャーズに出会ったのは99年の『未完成』で(当時19歳の私はタイトルに惹かれて買った)、
それを聴いてこれはヤバいと思って速攻で『kocorono』を買いにいって、それで決定的になった。
ブッチャーズの轟音は、その轟音の奥にもの凄く繊細で純粋な感情と美しい景色が広がっていて、
その感情と景色に出会いたくて何回も何回も何回も聴いた。
そこにある何かが、あの頃の自分をいつも救ってくれた。

そういえば私、この1年くらいブッチャーズのライヴを観に行ってなかったな。
そんなことを今になって後悔しても、もう遅いんだな。

吉村さん、心からご冥福をお祈りします。 

オフィシャルチャンネルじゃないけど、この映像、凄く好きなんだ。
 

 

 

Posted on 2013.05.27 by 有泉智子

andymori解散について

 andymori

↑2013年4月4日「FUN!FUN!FUN!」リキッドルームのバックエリアでにて撮影

andymoriが、5枚目のアルバム『宇宙の果てはこの目の前に』を6月26日にリリースすること、
そして、解散することを発表しました。
最後のライヴは、彼らにとって初めてとなる日本武道館。
9月24日「andymori ラストライヴ 武道館」。

andymoriに初めてインタビューしたのは2008年の12月でした。
当時、渋谷に会ったMUSICAの編集部に3人が来ていろんな話をして、
その時になんだかとても感動したし、嬉しかったのを覚えてる。
理由は上手に言えないんだけど。
そして、そこからandymoriとの凄く濃い付き合いが始まりました。

いつか、いつかこんな日が来るのだろうということは解ってた。
昔、壮平と話したみたいに、すべては変わっていくものだし、
終わらないものなんてひとつもないから。

でも、それでも、andymoriはずっとそこにいるとどこかで信じていたというか、
信じたかったんだなって、今回の解散の話を受けて思いました。
それはandymoriが音楽の、ロックの、バンドの、
そして私達が今この時代に共に生きていることの、

夢と奇跡そのものでできているようなバンドだったからなのかもしれない。

壮平に、寛に、健二に、話を訊きに行ってきます。
解散のこと、アルバム『宇宙の果てはこの目の前に』のこと。
結果的にラストアルバムになるけれど、解散という事情とは関係なく、
壮平が最初期からのandymoriの集大成のような作品を作ろうとしたところから
始まったアルバムなのです。
それはとても前から彼が話してたこと。

哀しいよね。私も本当に哀しいです。でも、3人が決めたことだから。
武道館まですべての瞬間をこの目と耳と心に焼きつけようと思います。
あと、MUSICAは彼らの歴史を一番近くで見続けさせてもらったメディアだと思うから、
そんな自分達にしかできないことを探してみようと思います。

まずは6月15日発売のMUSICAで、インタビューを掲載します。
詳しいことは、またここで発表しますね。(有泉智子)

Posted on 2013.05.15 by MUSICA編集部

MUSICA6月号発売!
巻頭は「日本のロックフェス50」特集

みなさん、本日MUSICA最新号が発売です!
今月も様々なアーティストのインタヴューが盛りだくさんですが、
その中でも、ぜひ読んでいただきたいのが、全20ページのヴォリュームで
お届けする特集「日本のロックフェス50」です。
1997にフジロックフェスティバルが開催され、日本のフェスの歴史が始まってから15年以上が過ぎました。
今では、音楽ファンに限らず、誰もが楽しめる音楽エンターテイメントとなった「フェス」を改めて検証する特集です。
目玉企画は、日本のフェスを彩ってきた名シーン50を写真とともに振り返るもの。
今も脳裏に焼きついている名シーンや、思わず涙を流したあのアーティストのアクト等々、貴重な写真の数々を一挙掲載しています。
また、他にも日本のフェスの創成期から成長期、そして成熟期まで、その変遷を紐解くテキストや、フェスにまつわるトリビア、読者のみなさんのご意見を掲載したフェスに関するアンケート、そして今年の夏フェスカレンダーといった充実の内容でお送りする「紙の中のフェス」。 フェスに出かける前に、じっくりと読んで、気持ちを高めてもらえたら嬉しいです。

text by 板子淳一郎

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