Posted on 2018.04.20 by MUSICA編集部

THE ORAL CIGARETTES、個別インタビュー連載
第2回:ベーシスト・あきらかにあきら。
「毎日笑っていたい、遊んでいたい」という理想を掲げて
今まさに成長していくあきらの核心に迫る!

根っからポジティヴじゃないと思うんですよ、結構悩むし病むし。
割と元からポジティヴ度は高いと思いますけど、でもやっぱり
自分のテーマが「毎日笑っていたい」ってことなので。だからやと思いますね

『MUSICA5月号 Vol.133』より引用

 

(中略)

■そもそもなんでバンドをやり始めたの?

「そもそも僕は結構周りに流されやすいタイプで。高校に上がるタイミングで、中学から一緒にいた奴らと一緒に受験して上がっていったんですけど、そいつらが音楽好きだったんですよ。で、高校入ってそいつらが全員軽音楽部に入るってなって。なので、完全に周りの影響ですね」

■中学くらいまでは自分にとって音楽ってどういうものだったんですか。

「中学の時は、聴く音楽が周りの人とは全然違ったんですよね。当時TSUTAYAの端っこのほうにあった青春パンクのCDを凄い聴き漁ってて。今思うとあの時から音楽への道は始まっていたのかなと思います。テレビで流れていた音楽よりも自分の心が動く音楽があることを知ってたし、当時は別にそれを自分が鳴らそうとかってことではなかったけど、それを聴くのが好きだったし、それをディグるのが好きだったから」

■その時期の自分にとっての武器みたいなものはなんだったの?

「うーん……僕、すんごい集中力があって」

■妙な自信ですが、なんでそう思えてたの?

「塾で凄い成績がよかったんですよ(笑)。人が5時間かかるのを僕は1時間で覚えられたんです。ただ、1時間しかスタミナがなかった(笑)。集中力はあるけど凄い短期的で。すぐ眠くなるし。でもスイッチ入れた時の効率のよさは誰にも負けない自信があって。教えられたらなんでも器用にこなせるところは昔から強みやなと思ってました」

■自分は頭がいいんだって気づいたのは、いつぐらいだったんですか。

「僕はずっと、2歳上の姉ちゃんがライバルやったんですよ。姉ちゃんも頭よかったんですけど、僕のほうが賢くなりたいと思って勉強に取り組んでました。だから勉強のモチヴェーションも姉ちゃんの存在やったし」

■姉ちゃんを超えたかったのはどうして? 姉ちゃんが素敵だったの?

「姉ちゃんが素敵だったんです(笑)。昔から自慢の姉ちゃんやったし、友達にも『あきらのお姉ちゃんいいよね』ってめっちゃ言われてたのが自分の誇りでした。だから姉ちゃんを超えることがあればそれは凄いことなんだっていうのは、自分の哲学の1ページ目みたいな感覚がありましたね」

■そのための努力は割としてきたっていう感じなの?

「してきましたし、頑張ることに興味がありましたから」

■それは一番になりたかったの?

「うーん……一番にはなりたいですね。誰かの一番になれたり、何かで一番になるっていうのは、昔からこだわっています。もちろん今も」

■そう思うようになったのは、何がきっかけだったと思います?

「……そこはやっぱり、家で一番になれてなかったからやと思います。おとんもおかんも凄いんですけど、もう姉ちゃんがめちゃくちゃ凄かったんで、絶対に姉ちゃんには勝てへんなってなってたんで。そういう悔しい想いをずっと持ってるんですよ、きっと今でも」

■そういうあきらの素養は、音楽にどういう影響を及ぼしたんですか。

「うーん…………僕は誰かと何かをするのが好きなんですけど、でも、自分自身はまだ生み出せない人間だなって思ってます」

■それは前から?

「前からやし、今もそう思ってますね」

■そう思うに至ったきっかけは何かあったんですか。

「拓也に出会ったことですね。拓也と出会って、拓也のモノ作りと彼の創造力と出会ったことで、自分は完全に裏方というか、拓也のこぼしたものを全部拾い上げて綺麗な道だったよってする役やなって思ったというか」

(続きは本誌をチェック!)

text by 鹿野 淳

『MUSICA5月号 Vol.133』

Posted on 2018.04.18 by MUSICA編集部

PATHFINDERの本当のフィナーレとなった
BUMP OF CHICKENマリンメッセ福岡公演に完全密着!
万感の想いで駆け抜けた半年間、そしてこれからを
丸ごと語った4人全員2時間半インタヴュー!

BFLYツアーが終わって、他の3人をもっと近くに感じたいっていう
気持ちがあったんだと思う。この3人と音を鳴らすことで
もっと深い絆が生まれればいいって思って。
絆を持つことは当たり前じゃないし、
想ってもらえることも当たり前じゃないから(直井)

『MUSICA5月号 Vol.133』より引用

 

■先週末に遂にフィナーレを迎えました、お疲れさまでした。

全員「ありがとうございます!」

増川弘明(G)「ここまで頑張ろう頑張ろうってずっとみんなでやってきたんですけど、いざ終わっちゃうと逆に寂しいみたいな、ちょっとムカつく感じになってて(笑)。気が抜けたつもりはないんですけど、ちょっと体調悪くなったり、そういう反応が出始めてて。まだ尾を引いてる感じもあるし、全然高まってるんですけど。とりあえず直近の福岡のライヴは凄く楽しくできたな、最高な瞬間をまた過ごせてよかったなっていう気持ちはあります」

■終わってみると「ああ終わっちゃったな」っていう寂しさがあるっていう話ですけど、逆に今回は長かっただけに、途中で「まだフィニッシュは先だな」みたいな気持ちもあったんじゃない?

増川「とにかく今回は1本目からそうなんですけど、凄く入念に練習をして。ツアー始まってからも1本1本ライヴが終わった後に必ず細かい振り返りをしてたんですね、毎回毎回。それは1本も欠かさずやっていて」

直井由文(B)「反省会的なやつをね」

増川「反省会を要は29回やってるんです(笑)。そういうふうに凄くONなシーズンだったんで、もちろん凄く充実してて楽しかったんですけど、でもどっかが痛くなったりなかなか気持ちが休まらなかったりっていうのがずっと続いていく張り詰めた期間でもあって。もちろんところどころ抜く瞬間は自分で頑張って設けますけど、『ここまでは』、『ここまでは』ってどっかで思ってたんで、そういうことを思いながらツアーしてました」

直井「無事にやり終えることができて本当によかったなっていう感想しか今はなくて。前半は主に僕と藤原くんの体調が全然よくなくて、ちょっと風邪みたいな状態がずっと続いてたりしてたんです。その中で周りのスタッフとかメンバーとかリスナーのみなさんに助けられながらやって、中盤から体調もよくなって、全然問題なくやってたんですけど。前半が体調悪かった分、ほんとにこれ最後までやり切れるのかな?っていう恐怖感があったんですけど、でも絶対にやり切りたいって気持ちもあったし、それでも1本1本全力でやっちゃう――次の日のこと考えないでやっちゃうから、倒れて病院行く日もあったし。そういう意味でも全部やり切れてよかったなって、今はすげぇ思ってます」

■今になって思うと、前半戦で体調が悪かったのはツアーに対して自分が構えてた部分もあったの?

直井「いや、単純にリハもすげぇ多かったし、疲れとか、あと季節の変わり目は絶対に風邪ひくんで、ちょうどツアーが始まる時期は毎回風邪ひくポイントで(苦笑)。そうならないようにめちゃくちゃケアしてたんですけど、上手くいかなかったんですね」

■フジは?

藤原基央(Vo&G)「この前の福岡で全パートが無事に終わって。だから僕も『無事に終わり』って言おうと思ったんですけど、無事ではなかったなと思って(笑)」

■それは福岡公演を延期することになったインフルエンザのことだよね?

藤原「そうですね。直井くんが言ったように僕もツアー冒頭は体調が優れなくて。病院に行ってひとりだけ遅れて現地に行くみたいなことも何度かあったんですけど、その割にライヴになっちゃうと全然絶好調で、ライヴの時だけハイパー元気になってたんですよね。栄養ドリンク的な話じゃなくて、ライヴに向かって体の全部の細胞がアイドリングされて仕上がっていくみたいな、そういう実感が結構あって。1公演1公演凄く大切に、その日のベストでやってくることができたなと思ってました。ほんとに1公演1公演、目の前のお客さんと凄く有意義な時間を過ごすことができて、それを凄く大切だと思うことができるような時間で。そういうライヴがどんどん繋がっていって。そしたら年が明けてインフルエンザになっちゃって。ほんとは2月11日で終わるはずだったツアーですけど、2月11日っていうのをスタッフがどういうつもりで取ったのかわかんないですけど、奇しくも我々の結成記念日ということで……美しいは美しいじゃないですか、タイミング的にそういう締め方っていうのは。だからね、ツアー終わります、そして活動23年目に突入しますってなるはずだったんだけど、俺のせいでその1ヵ月後に振替公演が入ってくるっていう(笑)。その1ヵ月は、お客さんにも、メンバーおよびスタッフにも、たくさんの人に迷惑かけたなっていう気持ちが凄くあったんで、生きた心地がしないとはこのことだなと思いながら過ごしてました。その代わり待ってくれてたお客さんには、そういう想いで僕もライヴに臨んで、全力でいいもの見せたいなと思って取り組んで。そういうライヴが終わったんで、ようやく自分の中でケリがついたな、みたいな。そういう気持ちが今はデカいです」

(続きは本誌をチェック!)

text by鹿野 淳

『MUSICA5月号 Vol.133』

Posted on 2018.04.17 by MUSICA編集部

UVERworldの新曲“ODD FUTURE”が響かせた新世界、
そして彼らの意志がこじ開けた新展開!
TAKUYA∞単独、克哉&彰のギタリストタッグによる
インタヴュー2部構成の表紙巻頭特集!

自分達の色と、自分達が外から得てくるものってひとつの皿には
乗らないんですけど、なんとか整理して乗せてる作業が今で。
正直、まだ発展途上。まだまだこの先いろんなスキルを
勉強していきたいし、自分達のオリジナリティを作っていきたい(TAKUYA∞)

『MUSICA5月号 Vol.133』より引用

 

#Interview1 TAKUYA∞

 (前略)

■“SHOUT LOVE”も克哉くんが作ってきた曲で、それが最終的に次へのUVERworldの扉を開けたような曲になったんだけど、今回また彼の中からそういう楽曲が出てきたのはどういうことだったんですか?

「克ちゃんが最近いいんですよ! みんなのトラックが僕のところに吸い上げられてくるわけじゃないですか。そのスピードとかクオリティって各々まちまちなんですけど、中でも克ちゃんが最近いい奇抜感を出してるというか。……克ちゃんって昔から、多数決しても5対1の1になることが多いんですよ。『どうせみんなこっち選ぶから、じゃあ俺はこっち選ぶ』みたいな天邪鬼なところもあるし、昔からファッション含め克ちゃんはセンスが変わってるっていうか。バンド名つけようって言った時も、あいつだけとんちんかんなバンド名出してきたし」

■ははははははははは。

「僕らは痒いところに手を届かせたいっていう曲作りとモノ作りをしてきた気がしてるから、常にある種の王道みたいなものを欲してて。でも克ちゃんは、今はまだ痒さもわからんようなところに手を伸ばすことに興味を持ってる部分もある気がしてて、だからこそ、僕は今、克ちゃんが持ってくるものを凄く期待して待ってるんですよね。実際、年明けてから信人とか彰から10曲くらい送られてきたものに対しては『うーん、これはなぞってきた気がするな。今これに対して何か歌えって言われても、ちょっとよくわからへん』って言ってパスしてきたんですけど、克ちゃんのトラックが来た時に、『今この時期にこのトラックに歌乗せれんかったら、俺はメロディメーカーとして失格や』って自分で感じましたし、実際、それを公言してメロディ乗せる作業に入っていったんです」

■とてもソウルフルだし、バキバキのエレクトロでもある。これは今のTAKUYA∞の中にあるリズムに対するイメージも含まれた上でこういう感触のものになってるの?

「これはオケに呼ばれていった感じもしますね。とはいえ、ちょうどこういうのも欲しかったって思ってたところもあって……だから自分のイメージがオケに重なっていく感じやったかな」

■いわゆるバンド然としたサウンドの構造とは違うバンドだし、そのバンド然とした構造をこのバンドは持っていないし、持たないままここまで来たわけだけど。その中でまた新しいゾーンに入っていってる感じがあると思うんです。これは音楽の趣向性とかが変わった部分も大きいんですか。

「それは単純に流れだと思いますね。今後またそうじゃなくなっていく時も来ると思うんですけど、今の段階では音源とライヴは別個のほうが刺激的だし、自分達のセンスに合うというか。ライヴは生楽器のバンドサウンドでしっかり骨太に届けるのがカッコいいと思うんですけど、それをそのままCDにパッケージしたところで、自分達が今までやってきたことの中で古く感じちゃうんですよ。だから音源は生バンドをどんどん排除していったり、音数をもっと減らして隙間で勝負していく形で構築して、作品として完成させるほうが気持ちいいというか。それをライヴで生サウンドでやればよりカッコよくなるし、そうすることで相乗効果がある気がしていて。だから最近の制作では、音源では生バンドを排除しつつ、『ここはライヴでは生でこういうふうにしよう』ってスタジオで口癖のように言い合ってるんですけど」

(続きは本誌をチェック!)

text by鹿野 淳

 

#Interview 2 克哉&彰

■まずは新しいシングルの完成おめでとうございます。バンドとしてまたしても新しい風穴を開ける作品になったと思うんですが。まずはリーダー、“ODD FUTURE”の作曲者として、この曲を生み出したきっかけや経緯を教えてください。

克哉(G)「次に向けて自分が新鮮だと思えるものを作りたいなと思って作っていったのが、きっかけですね。125ぐらいのテンポで、新しいハウス・ミュージックみたいになったらいいかなと思って作り始めたんですけど。でも完成までの過程でメンバーそれぞれのアイディアが詰め込まれて、いい意味でまったく別の曲になったっていう感じですね」

■『TYCOON』完成時の5人インタヴューの時に、「“SHOUT LOVE”という、リーダーの武骨なお顔からはまったくイメージができない非常に洗練された楽曲が生まれてきて、びっくりしました」という話を僕がしたところ、「その発言は絶対に入れてください」という言明をリーダー自身から受けまして、実際に誌面に入れてちゃんとファンからひんしゅくを買ったんですが(笑)。

克哉「ははははは、ありがとうございます(笑)」

■今回もとても洗練されてます。ハウスミュージックめいたものをイメージしたのは、リーダーがそういう音楽が好きだからなんですか。

克哉「そもそもセカンド・シングルの『CHANCE!』でそういうことをやってたんですけど、そのハウスミュージック感がUVERworldとしては全然伝わっていないなと、ふと頭によぎって。だったらこの2017年後半から2018年に入った現在、UVERworldとして今のアプローチで新しいハウスミュージックをやったらどうなるのかなって考えたんですよね」

■彰くんはこの曲のデモ・トラックが克哉くんから上がってきた時、どういうことを感じたんですか。

彰(G)「それこそ克ちゃんらしいオシャレさがある曲だなというか。克ちゃんって意外とポップなものが得意なんですけど、このキャッチーな感じが凄くらしいなぁっていう曲ですね。実は2コーラス目とかは僕のアレンジがほぼほぼそのまま入ってるんです。僕が元々持ってたネタを克ちゃんが作った曲に合うようにキーとテンポを全部合わせて乗っけてみたら、流れが凄い自然だったんですよね。……というか、僕はいっつもいろんな新しいアレンジをひとりで試してるんですけど、それはメンバー全員にはまず送らないんですよ」

■何故? 送れば。

彰「いや、送らない。決して送らない。まずは自分ひとりでやってみて何回も聴いて、その上で『これ、ひょっとしたら行けるかな?』っていうものを、まずTAKUYA∞くんに1回投げるんです。でも今回は克ちゃんの曲でもあるから、まずは克ちゃんに聴いてもらおうと思って『2コーラス目こんな感じどう?』って渡してみて。そしたら『これ、凄くいいよ!』って言ってくれて」

■それを聴いた時に克哉くんはどういうふうに感じたんですか?

克哉「いつも僕のネタを彰が切り貼りするというか、必要なところだけ使ってコードを変えたりするんですけど、そういうエディットの能力がメンバーの中で彰が一番上手やと思ってて。で、今回は特にそれが凄い上手いことハマりましたね」

(続きは本誌をチェック!)

text by鹿野 淳

『MUSICA5月号 Vol.133』