Posted on 2013.06.14 by MUSICA編集部

[Champagne]、大いなる野望と夢を詰め込んだ渾身の1枚
勝負を決す『Me No Do Karate.』
初のメンバー全員ソロインタヴュー
―庄村聡泰―

[Champagne]って本当に独立国家みたいなバンドなんですよね。
そもそも、お互いがこんなに深く関わり合う集合体なんて
存在しないと思ってたし。
でも、今までやってきたバンドとは「生きてる」っていう実感が全然違う

『MUSICA 7月号 Vol.75』P34に掲載

(インタヴュー途中より抜粋)
■今回は初めて打ち込みを導入したことも含め、ドラムに求められるものは大きかったと思うんですよ。そこは実際、どうだったの?

「デカかったですねぇ。思い出してもちょっと脂汗が浮かぶぐらいの作業の連続でしたから。ほんと、俺と洋平の丁々発止みたいな瞬間も今までと比べものにならないくらいあって。『ああ、スタジオ投げ出したくなるってこういうことね』と思った瞬間もありましたねぇ………(遠い目)」

■その丁々発止って具体的には?

「それはたぶん書いちゃダメなやつです」

■はははは。洋平くんはリズムに対する要求度が高い人じゃない? それはロックバンドのブレインとして凄く正しいと思うんだよ。もちろんメロディは大事だけど、ロックバンドのカタルシスってグルーヴやリズムのドライヴ感によって大きく左右されるモノでもあるわけで。だから聡泰くんは大変だろうけど(笑)、重要な役割を担ってるよね。

「そうですね、だからこそのスパルタでもありますし(笑)。そこはわかってるんですけど。……ただやっぱり、[Champagne]って他のバンドと比べると本当に変なんですよ」

■聡泰くんは他の3人に比べていろんなバンドを経験してるし、一番最後に入ったメンバーじゃない? そういう聡泰くんから見た[Champagne]の特異さってどういうものなの?

「うーん……本当に独立国家みたいなバンドなんですよね」

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

『MUSICA 7月号 Vol.75』のご購入はこちら

Posted on 2013.06.14 by MUSICA編集部

[Champagne]、大いなる野望と夢を詰め込んだ渾身の1枚
勝負を決す『Me No Do Karate.』
初のメンバー全員ソロインタヴュー
―磯部寛之―

昔は根拠のない自信こそが自分のアイデンティティだと思ってたというか、
誰も認めてくれない中で、
それを堂々と持っていられるかどうかだけが勝負だった。
でも、壁にぶち当たって……
自分の中でもっと確固たるものが欲しくなったんです

『MUSICA 7月号 Vol.75』P28に掲載

(インタヴュー途中より抜粋)
■作品を追うごとにベーシストとして、ひとりの表現者としての自我が凄く強くなってきてると思うんだけど、そこは自分ではどう捉えてますか。

「それに関しては本当に最近なんですよ。前作以降じゃないですかね。………俺、実は自分のことをベーシストだってずっと呼べなかったんですよ。でも、今だったらちょっと言えるかなって……そう思えたのは本当に最近で。自分の作品に対して自信は出てきたし、最初に話したみたいに思い描いたものをすぐプレイできるようになってきたとか――あくまで自分の中でですけど、プロの定義みたいなのがあって、その何個かをクリアできている自分がいるかなって思い始めてるのは事実ですね。正直、自分で作品を聴いた時に『俺のベース、カッコいいじゃん!』とかは、ずっと前から何度も思ってたんですよ(笑)。ただ、ちゃんと曲として見た時に、自分のベースが曲を支えてたり、曲の厚みを担ってたり、あるいは美味しい部分をちゃんと持っていってるなぁとか、そこができたと思えた時からだんだん自信がついてきて、フレーズも自然とそういうのを意識して作るようになってきたし……音楽のバックグラウンドの話もそうですけど、俺の場合、本当に[Champagne]という音楽がそのまま自分の音楽性なんで。だからジャズっぽくとか、メタルっぽくとかやっても、結局出てくるのは磯部寛之のベースなんですよ。あくまで俺っていう人間がそのジャンルを想像した時に出てくるフレーズを弾いてるだけ。だから、その筋の人から見れば『なんちゃってだな、この野郎』って思うと思うんですけど(笑)、でも、そう思われてナンボというか。むしろ、その人達が聴いて『これ、なんか違うけど面白い』って思わせたら俺の勝ちかな、と」」

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

『MUSICA 7月号 Vol.75』のご購入はこちら

Posted on 2013.06.14 by MUSICA編集部

[Champagne]、大いなる野望と夢を詰め込んだ渾身の1枚
勝負を決す『Me No Do Karate.』
初のメンバー全員ソロインタヴュー
―白井眞輝―

適当に盛り上がって適当に楽しくて終わった、みたいなのが一番嫌なんですよ。
俺はそこにいた人に何かを残していかないと音楽じゃないと思ってるので。
それは音楽だけじゃなく、芸術といわれるすべてのものに対して思うことなんですけど。

『MUSICA 7月号 Vol.75』P31に掲載

(インタヴュー途中より抜粋)
■推論なんですけど、『I Wanna Go To Hawaii.』くらいまでの白井くんって感性で勝負をしていく人だったと思うんです。たとえばライヴで真っ白になってソロ弾いて、それが凄くカッコいいみたいなさ。でもある時期から、それだけじゃ自分が満足できなくなってるんだろうなって、ステージ観ていて感じるようになったんですよ。

「はい(笑)」

■『Schwarzenegger』以降、表現の面でもスキルの面でも、自分に対するハードルが凄く上がったんじゃないかと思うんだけど。

「確かにそれはありますね。ライヴでもそうだし、今回の制作でも、みんなに聴かせる前に自分でボツを出すことが多かったんですよね。前は自分では『これどうかな?』って思いながらもみんなに聴かせてみて、周りがOKならOKってなってたんですけど、今回は自分の中で止めてることが多くて。結果的に何種類か作っていって、みんなに相談することもありましたけど。だから確かにハードルは上がってると思います。で、それは、自分ではギターテックの方との出会いがデカいなって思ってて。その人にギターの音作りやセッティングを手伝ってもらうようになって音がどんどんよくなっていったんですけど、同じギターを弾いた時にまったく違う音がしたんですよ。それが衝撃で。なんで俺はこの音を出せないんだろう?って思って……そこから始まってるんですよね。自分の持ってるギターにもっといい音を出させるというか……だから俺にとってのギターって、洋平にとっての喉みたいなもんなんだなって思うようになって。それまでそういう気持ちがなかったんですよ。ギターはギターの音しか鳴らないというか、このエフェクターを繋いでこのアンプで出せばこの音が鳴る、みたいに考えてたんですけど、そうじゃなくて、同じギターを弾くにしてもいい音を出せる人と出せない人がいるってわかって………俺はもっといい音を出したいって思った。もっといい音を出して、自分のギターでみんなを納得させたいっていう、そういう気持ちが凄い強くなったんですよね」

(続きは本誌をチェック!)

text by 有泉智子

『MUSICA 7月号 Vol.75』のご購入はこちら